病院残酷物語 緩和ケア医の私がコロナ禍の3年間で見てきたもの
新型コロナウイルスのために医療の現場は一変しました。残酷な死別の現場を経験してきた緩和ケア医が、この3年見てきたつらい思い出を記します。誰もが「心の痛み止め」を必要とする今、何ができるでしょうか?
新型コロナウイルスで緩和ケアは自殺したのではないか? 医療者は、死者の権利を冒涜している
新型コロナウイルスの流行は終末期医療の風景も一変させました。死に赴く人にオンラインでの別れや、距離を取った診療は許されるのでしょうか? 在宅緩和ケア医の新城拓也さんが問いかけます。
アドバンス・ケア・プラニング(人生会議)は、本当に人を幸せにするのか?
人生の最終段階を見据えてそれまでどう生きたいか、身近な人や医療者と語り合うアドバンスケアプランニング(ACP、人生会議)が、厚労省の啓発ポスター論争で話題となっています。ACPは本当に人を幸せに導くのか、緩和ケア医が根本的な問いに向き合いました。
緩和ケアがあれば、安楽死はいらない
現実の病人は、安楽死を求めていない。
公立福生病院の透析中止問題の核心
ガイドラインの逸脱と、なされなかった家族ケアが問題を大きくしたのではないか?
町に「看取りの家」を作ってはならない
住民の反対運動を、「看取りの医者」はどう考えたか。
鎮静は安楽死の代わりの手段なのか? 治療の一つだと信じてきた私の動揺
私は安楽死に代わる、死に方の選択肢を広めていたのか? 鎮静と安楽死について考える連載後編です。
みんな、患者を苦しみから救う鎮静のことを誤解している
「最期は鎮静してほしい。苦しんだままで死にたくない」 鎮静や安楽死について考える連載前編です。
医者の家族がインフルエンザにかかったら エビデンスと情の戦い
我が家のインフルエンザ騒動をご紹介します
最後の時間 この国でケアは受けられるのか
アドバンス・ケア・プラニングを「人生会議」と読みかえるだけで、最後の時間は豊かになるのでしょうか?
医療用麻薬で日本を壊さないために
モルヒネは痛み止めの王様ではない
「生きる価値のない病人」という発想はどこから生まれるのか
バーンアウトしかけた緩和ケア医の経験より
患者の自殺は、残された人たちの心を壊す
心や感情までも乗っ取ってしまうがん
自宅での看取りを、美談にしてはいけない
自分の大切な人を家で看取ることができなかった方へ
薬の力で、最期は苦しまず、眠るように逝きたい
患者の思いを叶える、医師の葛藤
飲食を絶ち、自ら死期を早める患者たち
安楽死の代わりの方法なのか?
安楽死は、苦痛から逃れる最後の手段ではない
人気脚本家の橋田壽賀子さんが安楽死で死にたいと公言したことなどから、安楽死の是非を問う議論が復活しています。
死亡「遠隔」診断 遠く離れていても心は届くのか?
医師は聖職者か労働者か?