「ネットユーザといえばこんな人」というステレオタイプがあったのは昔の話。インターネット普及率は今や80%を超え、1億人以上の多様なネットユーザが、広大なデジタルの世界を日夜さまよっています。
その一方、ネットの使い方、特にデジタルメディアとの付き合い方は、人によって大きく異なるはずです。むしろ、デジタルメディアとの付き合い方が、その人の性格を一番に表したとしてもおかしくはありません。
筆者はシンクタンクでネット業界の研究者として働いたあと、ネット広告に携わり、企業のマーケティング施策に関わってきました。マーケティングというと、これまでは「アラサー女性がターゲット」というような話が一般的でしたが、ネットユーザの拡大とともに今後は「こういう風にネットを使う人を狙おう」という形も広がっていくと考えています。
BuzzFeed Japanでは2016年12月、オンライン調査で、メディアやクチコミへの意識、生活の価値観や商品購入への考え方などを聞きました。得られた結果を分析し、クラスターにまとめていくことで、ネットユーザを6タイプに分類することができました。具体的には、こんな感じ:
安定さん
向上さん
直感さん
淡々さん
流行さん
自由さん
ちなみに、調査結果によると淡々さんと、自由さんは男性に多いタイプ。反対に安定さんと、直感さんは女性に多いタイプでした。向上さん、流行さんは男女とも半々くらい。BuzzFeed Japan読者は今のところ、向上さん、流行さんが多いようです。
もちろん、こうした分類は完璧ではありません。でもインターネット全盛の今日、年齢や性別や出身地域や血液型に基いた分類よりも、ネットメディアとの付き合い方による分類のほうが、その人の特長がはっきりと見えるのではないでしょうか。
BuzzFeed Japanでは今後も、ネットメディアに関する社内外のリサーチ結果についてご紹介していく予定です!
調査概要
* 調査委託先:株式会社マクロミル
* 調査手法:マクロミルモニターを対象にしたインターネット調査
* 調査対象者:普段、スマートフォン、またはパソコンを使用している20~49歳の男女
* 調査時期:2016年12月22日(木)~12月28日(水)
* サンプル数:1246
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