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「死と向かい合わせになってほしくない」。がんを経て娘にHPVワクチンを接種させた母が伝えたいこと。

「相手と相手の両親に対して後ろめたくもなる。手放しで喜んでもらえないことも出てくるんじゃないかな。がん友の1人がまさにそう考えて、パートナーと別れていた。そういう姿を見るとね、子どもの健康を願わないわけがないのよ」

娘の命を守るために、母ができること。

母が自分のがんを知った日。

HPVワクチンの接種を嫌がっても受けさせた理由。

親として副反応は怖かった。その一方で、どうやって感染するのか私は知らなかった。

自分のことは自分で守るしかない。男性も接種する選択肢を。

子どもの体を一番に考えて。

母は男性でもHPVワクチンをうてることを知ってから、できるなら弟にもうたせたいと考えている。

「公費じゃなくても3回うちたせたいと思っているよ。何のがんの予防ができるのか、男性がうったあとにはどんなリスクがあるのかを本人と勉強したい。将来的には本人の意思を尊重したいけど、私としてはうってほしい」

「これからどんな人と付き合っていくのか、親の立場だとわからないこともあるから」

最後に未接種の子を育てる親御さんへ、こんなメッセージを送りたいという。

「今は国の方針でやらないほうがいいと思う親御さんもいると思うけど、どんな原因で子宮頸がんになってしまうのか、うたないことにどんなリスクがあるのかということを伝えて、子どものからだを大切にしてほしい。男性から感染することや、若い女性がかかりやすいこと、そういうことを親子で理解して話し合ってほしいな」

「ワクチンをうたないという選択をする場合は、検診を毎年欠かさず受けるなど、子ども側が自分で自分のからだを守るために、十分に気をつけないといけないよね」

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誰にとっても他人事ではないけれど、どこか話しづらい「性」。BuzzFeed Japanは、10月29日(木)から11月4日(水)までの1週間を「性教育ウィーク」として、性にまつわる様々な記事を集中的に配信します。