「白人だと無料で、肌の色が違ったらお金がかかるの?」肌着の料金をめぐり、ウエディングドレス店にカップルが抗議

    ウエディングドレス店の仕組みが「人種差別的」だと訴えるカップルの動画は、約430万回再生されています。

    ウエディングドレス店を「人種差別的」だと訴えるカップルのTikTok投稿が拡散されている。

    カナダのリアリティー番組『Bachelor in Paradise Canada』に出演し結ばれたジョーイ・キルヒナーさん(左)とテッサ・トゥークスさん(右)は、1月22日に共同アカウントで動画を投稿。ウエディングドレスを試着しに行った際の出来事を語った。

    テッサさんは気に入ったドレスに出会えたのだが、ドレスの下に着る肌着の色が明るい「ヌードカラー」のみで、テッサさんの肌の色に合わせたものを用意する場合、追加料金が発生すると言われたのだそう。

    「白人だと無料で、花嫁の肌が違う色だったら、よりお金がかかるの? 自分の肌の色に合った肌着をつけるために?」と、ジョーイさんがカメラに向かって熱弁する。

    「まず、なぜスタンダードが白人なのか。2024年にもなって "無料の通常オプション" が "ヌードカラー" なんだ。ヌードカラーだっていろんなトーンがあるはずだけど、店は白人にあったヌードカラーを基準にしている」

    「ウエディングドレスのデザイナーたちは、胸に刻んでほしい。こんなのバカげている」

    動画は、TikTokとInstagramで合わせて約430万回再生されている。投稿には、このようなコメントが寄せられた。

    💬「声を大にして言ってくれてありがとう!」

    💬「私が行った店は、どの色の肌着も無料でした。これが普通じゃないと知ってびっくり」

    💬「バレエシューズやタイツでも同じ問題がある。なんで、濃いスキントーンのものは高かったりなかったりするのだろう?」

    💬「(動画の内容に)100%賛成!クレヨンだって『肌色』を変えて正解だった。これは正しくない」

    肌の色だけでなく、サイズの多様性に関するコメントもある。

    💬「ウエディングドレスの店で泣きたくなったことがある。私はSサイズの体じゃないんだけど、結婚式の前に痩せなきゃダメだって言われた」

    💬「ウエディング業界はアップデートが必要。私はプラスサイズのウエディングドレスデザイナーです。サイズを上げると追加料金がかかるブランドもあるけれど、私のブランドは均一料金です」


    「ブライダル業界はもちろんのこと、それ以外の業界においても、標準はもはや白い肌であってはならないと思います」と、テッサさんは情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』の取材に答えた。

    「すべての花嫁を包括するために、ベージュやヌードを標準にするのはやめて、内側からの変化が必要です」

    「花嫁はありのままで美しく扱われるべきであり、期待される肌の色ではない人が変な気分になる……なんてことは、もう過去のものにするべきです」