クイーンズランド州警察が、対応にあたった警官のボディカメラの映像を公開しています。
イーサンくん(3)は親の目が離れたすきに、クレーンゲームの商品取り出し口から中に入ってしまったようです。
最終的に、警官らはガラスを割って、イーサンくんを外に出しました。
動画には「角になるべく寄って」「目を手で覆って」という指示に、イーサンくんが冷静に従う様子が映っています。
無事クレーンゲームから脱出できたイーサンくんに、「景品がもらえるよ! どれがいい?」と警官は声をかけました。
英ガーディアン紙によると、父親はクレーンゲームの中でハローキティーのぬいぐるみに囲まれている息子を発見し、マシーンの製造元に問い合わせましたが、相手も混乱していたそうです。
父親は記者団の取材に応じました。
「『いくら入れました?』『お金が詰まっているのですか?』と聞かれましたが、私は『いや、詰まっているのは私の子どもだけです。彼を取り戻したくて』と答えました」
救出にあたったスチュアート・パワー巡査部長は「通報を受け、車の中で少し笑ってしまいました」と明かします。
「子どもは子どもですね。私の息子は4歳ですが、同じことをまだしていないのが不思議なくらいです」
ショッピングセンターを運営するリテール・ファースト・グループの広報は「今後、このような事態が起きないよう対策を検討するため、クレーンゲームの販売元と協議しています」と同紙の取材に答えています。