ファンを守るためにコンサートを中断。有名アーティストが取った神対応

    ファンの安全を第一に考えるアーティストって素敵✨

    11月5日、アメリカ・テキサス州ヒューストンで開催されたラッパーのトラヴィス・スコット主催の野外音楽フェスで、少なくとも8人が死亡、複数の負傷者が出た。

    Travis performing onstage with flares of fire behind him

    コンサートでの安全性を無視した今回の事件に、多くの人々が憤慨し、悲しんだ。音楽アーティストが過去にファンの健康と安全に配慮した話が話題になっている。

    今回は、ファンのためにコンサートを中断した13のミュージシャン/バンドを紹介する。

    1. アデル

    2011年にイギリス・ロンドンのハマースミス・アポロで行われた公演で、観客が失神しているのを発見。コンサートを中断した。倒れている人を指差したが、医療関係者は対応しなかった。アデルは、「誰かあの人を助けてあげてくれない?」と要求した。

    アデルは救急隊員にその観客がいる場所を伝え、ファンに道を開けるよう指示した。その観客が救助されると、彼女はコンサートを再開した。

    2. ニルヴァーナ

    1993年のコンサートで、ボーカリストのカート・コバーンは歌うのをやめ、観客の前に駆け出し、女性に性的暴行を加えていたと思われる男性を止めた。カートはその男を怒鳴りつけた後、マイクで「女性に手を出してるのか?」と言った。

    バンドはすぐにその男性を指差し、笑いながらおおっぴらに辱めた。

    3. ハリー・スタイルズ

    2019年にアメリカ・ロサンゼルスで行われた公演で、観客に「真剣な質問をする。みんな大丈夫か?」と尋ねた。 すると観客は「ノー!」と叫んだ。ハリーは「女性が倒れているのか」と尋ねると、ファンは「倒れている」と返した。

    ハリーは「救急隊員が向かっている」と言い、女性が救助されるよう「ゆっくり道を開けて」と観客に呼びかけた。

    4. エイサップ・ロッキー

    2019年の音楽フェス「ローリング・ラウド」で、エイサップ・ロッキーは人々が床に押しつけられていることに気づいた。彼はすぐに曲を停止し、「その女の子たちを起こせ!助けないなんてありえない」と叫んだ。

    エイサップ・ロッキーは何度も観客に「下がって」と言い、倒れた全員が立ち上がるまで曲を続けなかった。

    5. フー・ファイターズ

    2011年、ボーカリストのデイヴ・グロールはイギリス・ロンドンでのライブを中断し、観客の中で喧嘩を始めた男を呼び出しました。「おい、クソ野郎!俺を見ろ!今すぐ俺のショーから出て行け!」

    「俺のショーに来て喧嘩をするな。俺のショーに来たら踊るんだよ!俺はそんなクソみたいな行動は我慢できない。他の人は楽しい時間を過ごすためにここに来ているんだ!喧嘩するやつは消えろ!」

    6. レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

    1997年、アメリカ・アリゾナでの公演で、ボーカリストのザック・デ・ラ・ロッチャは、ある男性が観客の女性のシャツを引き裂いたという理由で、コンサートを中断しました。「女性がコンサートに来て楽しんでいるから、シャツを引き裂いてもいいと思っている男がいるみたいだ。そいつはクソ野郎だ!」

    「女性たちは、恐怖を感じながら日々生活している。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのライブに来て、あんなやつに怯える必要はない。そんなことをするやつはありえない。もう二度と起こらないようにするべきだ」と締めくくった。

    7. ビリー・アイリッシュ

    2018年にスウェーデンで行われたコンサートで、ビリーはファンの様子を確認するためにショーを中断した。観客は、女性が気絶しそうで水が必要だとビリーに伝えた。ビリーは自分の水を差し出し、「私に何かできることはありますか?」と尋ねた。

    ビリーはステージを横切って、最前列のファンと手をつなぎ、「あなたたちは大丈夫?」と尋ねた。「みんな大丈夫?あなたたちのことがとても心配なの。みんな大丈夫でいてほしいの」

    8. フォール・アウト・ボーイ

    2014年、アメリカ・フロリダでのライブ中に、観客の中で女性が倒れた。ベーシストのピート・ウェンツは、「ここでちょっと止めよう。最前列に助けが必要な人がいる」と公演を中断し、観客に場所を空けるように頼んだ。

    女性が救急隊員に運ばれた後、ボーカリストのパトリック・スタンプは「一番重要なことは、私たちが協力すること。誰かが倒れたら、助けてあげよう」と語った。

    9. グリーン・デイ

    観客の何人かが攻撃的になった際、ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングは歌を止めて、彼らを叱りつけた。「そんなことをしている場合じゃない。この子たちは楽しい時間を過ごそうとしているんだ。彼らに暴力を振るう必要はない」

    「誰も傷つけてはいけない。落ち着け!」と叫んでから曲を再開した。

    10. ナイル・ホーラン

    ナイルは、2018年にアルゼンチンで行われたコンサートで、観客がぎゅうぎゅう詰めになっていることに懸念を示し、「みんなの安全を守ることは私の責任だ」と言いました。

    「怪我をしたり、押しつぶされたりする人が出ないように」と続けた。「みんなが揺れると非常に危険だ。このままでは、大惨事になりかねない。コンサートを続ける前に一旦整理しよう。いい?」

    11. スリップノット

    2019年、アメリカ・カリフォルニア州での公演で、ボーカリストのコリィ・テイラーは、ファンが怪我をしたり、押しつぶされたりしていることに気づき、ショーを中断した。「大丈夫?」と問いかけてから、観客に後ろに下がるよう指示した。

    「お前らが下がるまで、この曲は始めない。みんな同じ会場にいるんだから、下がって!」

    12. レディー・ガガ

    レディー・ガガは、アメリカ・コネチカット州での公演で、顔に血が付いたファンに気付き、ショーを中断した。彼女は救急隊員が向かっていることを確認し、女性の名前を尋ねた。「メレディス、顔を殴られて血が出ているのはとても残念だわ」

    レディー・ガガは、「絶対に大丈夫だから安心して」と約束した。

    13. リンキン・パーク

    2001年にイギリス・ロンドンで行われたコンサートで、ファンが倒れた際、バンドはすぐに曲を止めた。ボーカリストのチェスター・ベニントンは「彼を立たせてやってくれ!今すぐ!」と叫んだ。同じくボーカリストのマイク・シノダは、「安全を第一に考えなければならない。誰も怪我をしないように」と言った。

    チェスターは、「誰かが倒れたとき、あなたは何をする?」と質問すると、観客は「立たせる!」と唱えた。それをもう一度繰り返した後、チェスターは「その通りだ、みんな!」と叫んだ。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。  翻訳:アシュウェル英玲奈