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新型肺炎でデマ拡散「中国人が関空から病院に搬送、検査前に逃走した」は事実無根「USJと京都に向かった」と広がる

中国を中心に感性が拡大する新型肺炎。死者も増えており、日本でも感染例が確認されている。「春節」で中国人観光客が多く来日するため、不安の声も広がっている。パニックが広がりやすい状況だからこそ、情報の選定には注意が必要だ。

中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大するなか、大型連休「春節」に合わせて中国人観光客が多く日本を訪れていることに、不安が広がっている。

そうした中で「中国から関西空港へ入国した武漢の観光客から、咳と熱を検知し、病院へ搬送したものの検査前に逃げた。理由はUSJと京都へ遊びに行きたいから」という情報がネット上に拡散している。

この情報は誤っている。事実無根だ。厚生労働省関西空港検疫所はBuzzFeed Newsの取材に「そのような事実はない」と全面的に否定。そのうえで、冷静な対応を呼びかけた。

Twitterより

ネット上に拡散しているのは、中国版Twitter「微博」(weibo)の書き込みとされるものだ。

「今日中国から関西空港へ入国した中国武漢人観光客から咳と熱を検知し、病院へ搬送したものの検査前に逃げた。理由はUSJと京都へ遊びに行きたいから」

こうした訳文とスクリーンショットは2万リツイートを超えるなど、拡散。

「新型肺炎感染者の可能性が高い」として関西方面に住む人に注意を呼びかけるような内容だが、「Share News Japan」などのまとめサイトも掲載し、不安を煽っている。

関西空港検疫所の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「そのような事実は一切ございません」と語った。

担当者によると、関西空港検疫所では新型肺炎の発生から1月24日正午までの間、中国人を含むすべての人で、「新型肺炎の疑い」があるとして病院を紹介した事例は一件もないという。

担当者は「事実ではない情報に惑わされず、冷静に対応していただきたい」と語った。

パニックに注意、では対策は?

AFP=時事

成田空港で実施されているサーモグラフィーによる検疫

新型肺炎をめぐっては、感染者と死者が増えている。1月24日には、日本国内でも2人目の感染者が確認された。

原因となっている新型コロナウイルスを予防できるワクチンや、治療できる薬は現段階では存在しない。感染症には潜伏期間があるほか、検査を強制できるわけではないため、検疫でも完全には防ぐことはできないという現実もある。

一方、現時点で重症例の増加については報告されていないほか、多くの人がすでに回復しているという。日常で可能な対策は、通常の感染症対策と同じく、手洗いやアルコール消毒が有効な手段だ。厚労省も以下のように呼びかけている。

「過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします」

パニックが広がりやすい状況だからこそ、情報の選定には注意が必要だ。


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  • 根拠不明 誤りと証明できないが、証拠・根拠がないか非常に乏しい。
  • 誤り 全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがある。
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