誰もいない東京駅。台風19号で話題に

    普段は利用客で賑わう日本有数の駅から、人の姿が消えた。

    台風19号の接近に伴い、JR東日本は新幹線と在来線の全て路線で10月12日の計画運休を決めた。

    SNSでも「誰もいない東京駅」の様子が話題になった。

    台風19号の接近に伴い、誰もいない東京駅の様子が話題です https://t.co/9yFbGMQNM5

    BuzzFeed Newsは、記者が撮影した「誰もいない東京駅」の姿を伝える。

    いつもは観光客で賑わう東京駅丸の内駅舎前。誰もいない。

    丸の内駅舎前(行幸通り)から皇居方面を望む。誰もいない。

    丸の内北口改札。駅職員以外、誰もいない。

    看板と券売機、広告の照明は煌々と輝いていた。

    改札口は閉鎖された。

    誰も入ることはできない。

    誰もいない。

    普段は新幹線利用客で混雑する八重洲北口にも誰もいない。

    列車の案内表示も消えていた。

    東海道・山陽新幹線の改札は閉鎖。

    改札内には誰もいない。

    八重洲中央口にも誰もいない。

    八重洲中央口から八重洲通り方面を眺める。車の姿も少ない。

    東京駅のデパート、大丸も閉店。普段は待ち合わせ、デパ地下グルメを求める人たちで混雑している場所だ。

    地下鉄丸ノ内線も運休。

    新丸ビルにも誰もいない。

    八重洲一番街も。

    八重洲地下街も。

    やっぱり誰もいない。

    誰もいないのに、動画広告だけは流れ続ける。ディストピア感がすごい。

    東京駅の地下街、台風で誰もいないのに動画広告だけ流れ続けているの虚無を感じる。

    世界には私だけ…みたいな感覚になる。

    台風通過後、JR東日本は飛来物の撤去、被災した設備の修繕等を実施する。そのため、13日は「少なくとも昼ごろまで運転を見合わせます。振替輸送は実施しません」としている。