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北海道や東京の屋形船......小規模な集団感染からさらに広がるのを防ぐために 厚労省が対策を公表

小規模な集団感染から、さらに感染が広がることを防ぐために。厚生労働省が発表した集団感染の防止策がある。

感染拡大を防ぐために。

資料内には小規模な集団感染から感染が拡大するのを防止するため、以下の内容が。

国内では、散発的に小規模に複数の患者が発生している例がみられます。

今重要なのは、今後の国内での感染の拡大を最小限に抑えるため、
小規模な患者の集団(クラスター)が次の集団を生み出すことの防止です。

(※クラスターとは感染経路を追えている数人から数十人規模の患者の集団のこと)

そこで厚生労働省では、クラスターが発生した自治体と連携して、クラスター発生の早期探知、専門家チームの派遣、データの収集分析と対応策の検討などを行っていくため、国内の感染症の専門家で構成される「クラスター対策班」を設置し、各地の支援に取り組んでいるという。

これまで国内で感染が明らかになったうちの8割は、他の人に感染させていない。その一方でスポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、1人の感染者が複数に感染させた事例が報告されている。

集団感染の共通点として「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」が挙げられる。

上記を踏まえ、政府から国民の皆さまへのお願いとは。

以下の通り。

◇ 換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まる
ことを避けてください。

◇ イベントを開催する方々は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する
環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催
の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間
をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください。

これらの知見は、今後の疫学情報や研究により変わる可能性があるとしているが、現時点で最善と考えられる注意事項をまとめたものだ。