9月14日に行われた自民党総裁選。菅義偉氏が自由民主党の第26代総裁に選出された。
特定の派閥に所属せず、かつ世襲議員ではない総裁の誕生は、自民党の歴史で初めてだ。
さらに秋田県出身としても、法政大学の出身者としても、初の総裁となる。
菅氏は15日には党役員人事を行い、16日に招集される臨時国会で第99代首相に選出され、新内閣を発足させることになる。
新しい総理大臣となる菅氏とは、どんな人物なのか。
1. 秋田のいちご農家の生まれ
2. 昼食時間は5分程度
NHKによると、菅氏は朝5時に起床し、主要な新聞全てに目を通す。また、毎日40分のウォーキングと腹筋100回を欠かさず行うという。
その後、ホテルで朝食をとり、官邸に入る。
11時からは午前の官房長官定例記者会見。
12時からの昼食では、ほどんど毎日そばを食べるという。昼食時間は5分程度だ。
16時からは午後の官房長官定例記者会見。
夜は政界関係者などと夕食をとって懇談し、23時には就寝する。
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12. 政権に反対する幹部は「異動してもらう」
2014年5月に内閣官房に新設された内閣人事局について、菅氏は見直すべき点はないと明言した。
官僚の幹部人事を握る内閣人事局の存在は官僚の忖度につながるという指摘がある中で、政権の決めた方向性に反対する幹部には「異動してもらう」と発言した。
《人事権は大臣に与えられた大きな権限です。どういう人物をどういう役職に就けるか。人事によって、大臣の考えや目指す方針が組織の内外にメッセージとして伝わります。》
《改革を実行するためには、更迭も辞さない。》
菅氏は自著の中で、人事権の掌握こそ重要であるとの見解を示している。
「ニコニコ動画」主催の自民党総裁選候補者による討論会で、菅氏は「ものすごく怖いと、特に官僚に思われている」とコメント。その上で、「まじめに仕事をやってくれる人には、こんなに優しい官房長官はいない」と述べた。