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いま医療の最前線で働くのはどういうことか。22人の医療従事者に聞いた

町の診療所から、新型コロナウイルスの重症患者がいるICU担当者まで。それぞれの自撮り写真と共に、アメリカ国内の現場の状況を聞いた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界の多くの地域で「社会的距離」を置く、自己隔離をするなどの対策を取る人々が増加している。

ただし医療従事者(および他の多くの医療専門職)には、そのような贅沢は選択肢は無い。

そこで、BuzzFeedの読者で医療の最前線にいる人々に自身の写真を送ってもらい、彼らが置かれている状況を取材した。

医療従事者とは医師や看護師だけではない。医療従事者には、医療技術者から救急救命士(EMT)、管理スタッフ、そのほか、あらゆる職種の人たちが含まれる。それでは、医療の最前線の写真を紹介していこう。

1. 「(新型コロナウイルスの)患者の部屋に約45分いた後の私の顔です」

2. 「ICU看護師です。8人の患者を人工呼吸器につなげた状態で、13時間働きました。私のシフトが終わった時、患者の数は5人になっていました」

3. 「感染者との面会が禁止されているため、家族とビデオ通話で話しながら亡くなる患者を見てきました」

4. 「週に60時間勤務しています。みんな本当に疲れ切っています」

5. 「家には幼い子どもが2人いるので、帰宅したら車庫で服を脱ぎ、まっすぐシャワーに向かいます」

6. 「私たちが毎日つけているこの丸いシールは、熱が出ていないことを知らせるための印です」

7. 「ICU看護師として働いています。この感染症で最も難しい点の1つは、患者の家族などの面会が許されないことです」

8. 「本来であれば使い捨ての機材を、患者ごとに使い回して紙袋に入れて保存しています」

9. 「現在、現場ではN95マスクが不足しています」

10. 「気温30度を超えるフロリダの暑さの中で、12時間外に座り続けました」

11. 「COVID-19がこれほどまでストレスになっているのは、全くの未知の感染症だから」

12. 「本当にみんな疲弊しきっています。消耗品も不足しています。加えて私の病院のスタッフは、COVID-19の検査を受けられていません」

13. 「マスクを寄付してもらって嬉しかったので、写真を撮りました」

14. 「今医療の最前線で働くということは、何層にも着た服の中で大量に汗をかきながら、患者の命のために戦うということです」

15. 「州最大の病院の、COVIDユニットでICU看護師をしています。マスクが1つ、紙袋が1つ支給され、使い物にならなくなるまで再利用するように指示されています」

16. 「私は小児科の看護師です。PPE(個人防護具)が不足しているため、再利用しなくていけません」

17. 「少しでも早くこの状況が終わって、老人ホームの入居者たちが愛する人たちに再び会えるように願っています。せめて、同じ部屋で施設の人たちと一緒に食事ができるようになれば」

18. 「麻酔科の看護師として働いています。同じマスクを何日もつかわなければいけません。とはいえ同僚の多くはこのマスクすらないので、マスクがあるだけでも私は幸運です」

19. 「私と同じテントで働く、素晴らしい仲間たち」

20. 「今、COVID-19ユニットへと変わってしまった心臓外科のICUで働いています。薬剤や備品が不足しており、看護師全員が落胆して疲れ果てています。患者の状態は極めて重篤で、その多くが亡くなっています」

21. 「働く意欲は十分にあるのですが、支給された個人防護具の少なさを目の当たりにして悲しくなっています」

22. 「私の最大の恐怖は、自分以外の誰かに感染させてしまうことです。何度も洗っているせいで、私の手は乾燥しきってひび割れていますが、それでも心配です」

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この記事は英語から翻訳・編集しました。