さかのぼること2年前の春。我が家にキジトラの猫がきた。この猫には愛すべきポイントがある。
とっても寂しがりで優しい猫に即決した。
トライアルが決まってから情報収集をした。
トライアルの当日になって……
呼んだら来てくれて、一緒に寝てくれる姿に、とってもじーんとした。
どこにいても付いてきてくれる猫。望むものすべてを叶えたくなるほど。
人の姿が見えなくなると低く悲しい声で鳴く猫。存在を示すと……?
このトライアル期間中、ある問題が発生していた。
確固たる意思で絶対に飼いたい!だからできることはなんでもやった。
トライアル7日目に保護主さんにメール。引き取ることに。
実はおうちでの名前が決まっていなかった。キジトラだから……
そういえば以前ドアから押し入ってくる年老いた野良猫を思い出した。
……命名「しじみ」。
天道グミさんは、どうして保護猫を引き取ろうと思ったのでしょうか。その理由は「不幸な子を増やさないため」。
1週間、しじみちゃんと生活するにつれてアレルギー症状が出てきたと作中で明かしています。どんな心境だったのか聞くと……。
「それまで動物でアレルギーが出た事がなかったので、症状の辛さに驚きました」
生活に支障をきたすことから、「症状が続いたら飼えなかったかもしれない」と話します。
「作中にも描きましたがそういうトラブルに対応出来るのもトライアルの良さなので、保護猫、是非おすすめします!」
しじみちゃんと暮らし始めてから、とにかく毎日笑っているといいます。
「調子が悪いとそっと横で寝てくれたり、歌を歌うと(全部しじみの替え歌ですが)耳をこっちに向けてじっと聞いていたり。こちらの感情や状況を読み取る力が凄くて、凄く頭がいいんだなと思う事が多いです」