3密避けるならこれ!平安時代発祥の「防護服」が最強すぎる

    平安時代の皆さまへ。後世に素晴らしい服装をありがとうございます。

    新型コロナウイルスの影響で4月16日に全国に拡大された緊急事態宣言。

    4月7日に東京、大阪などの7都道府県で発令されて以降、不要不急の外出を避け、出先でも人と距離を取ることが強く求められるようになりました。

    どうにか人と自分との適切な距離を守れないものか……そんな思いからグラフィックデザイナーの女性が描いたイラストがあります。

    それが……

    平安時代から時を越えた「ころな対策ふぁっしょん」です。

    チヌーク@来世は重機さんのTwitterより / Via Twitter: @chinook_CH47

    このイラストで描かれている壺装束は、平安時代から鎌倉時代にかけての、女性が外出する時の服装。

    頭から3点紹介します。

    ・2mまではいかないまでも一定距離の確保ができる「そーしゃるでぃすたんす市女笠(いちめがさ)」

    ・自分を守る、ひとも守る「なにはともあれますく」

    ・やっかいなエアロゾルも防げそうな虫垂れ衣「えあろぞるお断りむしの垂れ衣(むしたれぎぬ)」

    BuzzFeed Newsは作者のチヌーク@来世は重機さんを取材しました。

    時事通信

    東京などの同じタイミングで緊急事態宣言が発令された福岡県在住の彼女。

    JR博多駅周辺や天神などの繁華街は、店舗も軒並み休んでいることもあり「道行く人はさすがに減っている」と話します。

    しかし、都心部から少し離れた地域では、人出は「平常時と変わらない」といいます。

    「マスクが手に入らず困っている人もいる中で、せっかくのマスクを役立てていないどころか、煙草を吸いながら、咳をゴホゴホとして、自転車で爆走している人がいました」

    「自分がいくら最低限の外出に抑えて、周りにも気をつけて人通りの少ないところを選んで出歩いても、向こうから近づいて来られたらたまりません」

    三密どころか新型コロナなんて他人事と思っているのかな…と、思っていた時「いっそ物理的に個々が近づけないようにできればいいのに」と考え、この壺装束を思いついたのだと語ります。

    「博多人形を学んでおり、時代装束の資料を日頃から目にしているのと、和装好きなので、コロナ対策の連想をするに難くありませんでした」

    壺装束を作ることができるなら「ぜひ着てみたい!」

    Twitterにも「着てみたい!」と同意見の方が。

    「感染防止するなら、機能性も高い上に雅で可愛い装いだと良いです。ひとりで着るには勇気がいりますが、みんなで一緒に着て歩ける日が来ると楽しそうですね」

    「今あれば、感染防止に役立ちそうでいいのですが。投稿したところ、UVカット機能などのアイデアを書いてくださってる方がいたので、実際に普及すればいいのに、と思いました」

    また、リプライの中に、今では製法も失われた乳製品の「蘇」など、平安時代のものが千年の時を越えて令和で話題になっているということを挙げる方も

    「うわーほんとだ!と、とても感動しました。こういう知識や感覚のやりとりができるのはTwitterならではじゃないかな、と。様々な情報が流れてきて心乱されることもあるメディアですが、こんな楽しいコミュニケーションができるのはいいものです」

    油断している人が多ければ事態は収束しないのでは。

    いまの状況にチヌークさんはこんなことを思うのだと話します。

    「自分は関係ないと油断している人がまだまだ多い現状のままでは、コロナ収束まで長い時間がかかってしまい、苦しい時間が長引いてしまいます」

    「皆んなで、今だけ、もう少しがんばって、我慢して、この事態を終わらせましょう。でも、キリキリと神経質になり過ぎても息が続かないので、気をつけながらも、面白いことを考えてやり過ごせたらいいですよね、なんてことがイラストを通して伝われば嬉しいです」

    訂正

    記事公開時、誤った肩書きを表記していました。正しくは「グラフィックデザイナー」でした。チヌーク@来世は重機さんと読者のみなさまにお詫びして訂正いたします。