米オハイオ州のテレビ局で働く女性ニュースキャスターが、番組内で同性愛者であることをカミングアウトしました。その様子がネット上で話題を呼んでいます。
その様子がこちら👇
生放送中にカミングアウトしたのは、ニュース番組『Spectrum News 1』でキャスターを務めるテイラー・ブルックさんです。
動画には、テイラーさん(左)と、キャスターのアレクサ・マスロウスキーさん(右)が、長期休暇の予定について談笑する様子が映っています。
テイラーさんはインスタグラムに、当時の心境を振り返り、こうつづりました。
「シンプルだけど、恐れていた言葉。生放送中に初めて、『ガールフレンド(彼女)』と言いました」
「私にとっては自分自身を受け入れ、愛し、放送中であろうとなかろうと、自分らしくいるための一歩でした。それが些細なことであったとしてもね」
SNSでは、テイラーさんの“何気ないカミングアウト”に、さまざまな反応が寄せられています。
💬「最高だよ!!!!」
💬「楽しい休暇になるといいね!」
💬「子どものころ、テレビで『誰かが同性のパートナーがいる』と話しているのをきいた記憶がある。カミングアウトしていない人にとって、インパクトを与えたと思う」
💬「これを見て、勇気がないなんてバカにする人たちは、まったく理解していない。カミングアウトがどれだけ怖いことかわかっていない」
テイラーさんは、米ピープル誌の取材に応じ、当時の心境や周囲からの反響を説明しました。
「『ガールフレンド。その言葉を出せ!』と自分に言いきかせました。口にした瞬間、心の中で笑顔になれました。それは私にとって大事な瞬間だったから」
「アメリカだけでなく、ガーナやドイツ、オーストラリアなど、世界中の人々から温かいメッセージが届いています」
「私の起こした行動がどれだけの意味をもたらしたのか、そしてそんな私を誇りに思っているというメッセージが寄せられています」
SNS上では、以前から同性愛者だということを公表していたというテイラーさん。生放送でもカミングアウトしようと思った経緯を明かしました。
「SNSではオープンにしてきました。常に自分のありのままの姿で、他の人たちを励まそうとしています。だから、私も私らしく全力で生きようと決めたんです」
「私はありのままですよ。ジャーナリストであり、自分の仕事を愛するキャスターであり、偶然にもレズビアン。それだけです」
テレビでの発言の通り、テイラーさんは長期休暇中、ガールフレンドと再会。
音楽コンサートに行くなど、楽しい休暇を過ごしたようです。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島 海人