米フロリダで起きた「ジム再開を求めるデモ」の様子がちょっと変
米フロリダではビーチの封鎖が解除され、レストランや美容院などの経済活動が段階的に再開されています。しかし、スポーツジムは引き続き閉鎖が決定しました。
米フロリダ州では、経済活動が段階的に再開されています。

ビーチの封鎖も解除されました。

レストランも、営業を再開。

市民は髪を切りに行けるようになりました。

しかし、スポーツジムはまだ閉鎖されています。

学校や映画館なども、引き続き閉鎖を余儀なくされています。
これを受け、フロリダ州クリアウォーター市で30人ほどが役場前に集まり、ジムの営業再開を訴えました。

地元テレビ局の報道を見ると、ソーシャルディスタンスの「ソ」の字もありません。
WATCH: Protesters calling for gyms to reopen in Florida are doing squats and push-ups outside the Clearwater courthouse https://t.co/3BVzxHQPEJ #Florida #COVID19
密ですね。

事態がちょっとおかしなことになったのはここから。
Protesters calling for gyms to reopen do squats, push-ups outside Clearwater courthouse https://t.co/If5c9EQZMV
「ジムの営業再開を求めてクリアウォーターの庁舎前に集まった人々が、スクワットや腕立て伏せを始めました」
腕立て伏せや

スクワットを始める人も。

今までに見ない抗議スタイルです。

これを呼びかけたのは、デモに参加していたトラビス・ラボッツォさん。
フェイスブックに配信された映像には、彼の呼びかけに対し「それは良いね」「アメリカでいちばん健康的なデモになる」などと答える声が入っています。
この映像に、「道端でできるならジムの再開を求める必要はないのでは」という意見がSNSで上がりました。

「デモの本来の目的は、厳しい状態にあるローカルビジネスに注目してもらうためだった」と、自身もジムの経営者であるラボッツォさんはBuzzFeed Newsに語りました。
「世間に広まったのは嬉しいです。しかし、伝えたかったメッセージが完全に失われてしまいました」
「(ネット上で)『ジムが必要ないことを証明した』と言われていますが、それが問題ではありません。フロリダで何千人もの従業員が失業していることが問題なのです」
ジムや学校がいつ再開されるかは、まだ決まっていません。

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子