肩の上に黒猫を乗せて、幸せそうに慈しんでいるお父さん。それから3年後、成長した黒猫は背中に乗せると目立つくらいに大きくなりました。でも、丸めた背中に黒猫を乗せているお父さんは、とても幸せそうです。
穏やかな3年間が目に浮かぶような、素敵な日常。お父さんと黒猫を見た人たちから「癒される」「和む」と温かい声が寄せられている投稿が話題を呼んでいます。
3月5日、X（旧Twitter）に画像を投稿したのは、息子のTuriさん（@turi2018）。
今から3年前、カラスにつつかれている子猫を助けたお父さんと、それ以来家族となった黒猫のるるちゃん。二人の仲良しな日常をお母さんが撮影し、息子のTuriさんがポストするという家族の姿はSNSで人気を呼び、多く拡散され話題になりました。
まだ子猫だったるるちゃんと、お父さんの日常は続き、3年が経過した今でも、その絆は変わっていません。投稿された画像に写っているお父さんは、いつも幸せそうです。
SNSでも、
💬 「3年前よりお父さんが若返っていますね」
💬 「お父様愛らしすぎる」
💬 「仲良し親子のようでうらやましいです」
💬 「ニャンチエイジングだ」
💬 「この関係性本当に尊い」
など、多くの反響が寄せられ、当時よりも若返って見えるというコメントも。確かに、素敵な笑顔ですね。
投稿しているTuriさんは昨年、お父さんとるるちゃんの日常を描いたエッセイを執筆。
『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ』（ハーパーコリンズ・ジャパン）というタイトルで書籍化。るるちゃんとの出会いで人生が変わったお父さんの日常を、フォトエッセイの形式でつづっています。
るるちゃんとの出会いから3年。お父さんたちの日常はどう変わったのか。BuzzFeedは、Turiさんにお話を伺いました。
――実際のところ、3年前と比べて二人の距離感はどうでしょうか？
るるは朝5時に親父を起こします。親父が出かけると玄関で待っていたり、ドアの近くで待ちます。
とくに変わったと感じるのは、年々増している親父の過保護ぶりです。お正月に帰省した際、るるの姿が見えないと「るるが居ない！外に出たんじゃないか！？」と探し回ります。１日に何度もです（笑）
たしかに、黒猫なので同じ部屋に居ても見つかりにくいので、気持ちは分かりますが……。
――ラブラブでほっこりしてしまいますね。3年間で印象的なエピソードがありましたら教えてください。
イベントでの記念撮影は、年々るるが人化していく様子が伝わってきます。クリスマスは小さい娘と記念撮影しているようでした。ひな祭りやお誕生日の写真を見ると、人間の子育てと何も変わらないです。
――お父さん以外のご家族とるるちゃんの関係はどうですか？
母のことは母だと思っています。叱られることもあるので、甘える相手は親父。頼りにしているのは母親。といった感じです。
意外に思われるかもしれませんが、るるは私が見てきた家猫や犬の中で、一番警戒心が強い気がします。
私は帰省した際は一週間くらい滞在します。初日は警戒されます。2日目以降はわりと触れるくらいには近づけます。1年目より距離感は近づいたと思います。
――るるちゃんが来てからのお父さんは、以前と比べて変わりましたか？
るるが来るまで家事をまったくしない親父でした。今は猫のためならと、ご飯を用意したり買い出しに行ったりします。昔の親父からは想像出来ない姿です。
・・・・・・
溺愛するのも仕方がないと思うほどに、クリクリしたお目目とツヤツヤの黒毛がかわいいるるちゃん。自分を慕う黒猫との出会いで、本当に充実した日々を送っていることが写真から伝わってくるお父さん。
これからも末永く、るるちゃんとお父さんの幸せな日常が見られることを楽しみにしています。