ついついやってしまいがちな料理中の「これでいいや」。
しかし間違った調理器具の使い方が思わぬ危険に繋がることもあると、調理器具を販売する企業が警鐘を鳴らしています。
2月29日、「絶対にやめて」と危険な調理器具の使い方について投稿したのは、フライパン・マルチポットなどの調理器具を企画・販売する和平フレイズの公式アカウント(@waheifreiz)です。
内容は、「玉子焼き器などに、鍋・フライパンなどのサイズの合わないガラスふたを使用するのは大変危険です」というもの。
実はフライパンのふたというのは、多くが耐熱ガラスではなく強化ガラスでできているため、フライパンからはみ出た部分が直火に当たると突然割れてしまうんだそうです。
この強化ガラスという素材は割れるときに飛び散ってしまうため、料理を台無しにするどころか、床に散らばってとても危険。特に玉子焼き器は底が浅いので、火との距離が非常に近く割れる危険性も高いと警鐘を鳴らしました。
SNSでは5割近い人が「やったことがある」と回答
同アカウントが「サイズの合わないふたを使ってしまったことがあるか」というアンケートを実施すると、実に44.7%の人が「やっていた / やったことがある」と回答。
💬「めちゃくちゃ普通にやってました……だめなんだ……気をつけよう……」
💬「ひぃ……やってた」
💬「ハンバーグ焼いてたら急にパァン! ってふたが粉々に砕けてなんでだと思ってたけどこれだ」
💬「絶対やらんように気を付けよう」
など、多くの「知らなかった」というコメントと共に、感謝が寄せられていました。
和平フレイズの担当者さんに詳しい話を聞きました
――改めて、なぜフライパンのふたが割れてしまうのか教えてください。
≪強化ガラスは直火の使用は想定していないため、直接火を当ててしまうと熱膨張により割れてしまいます≫
≪火力がどうであれ、コンロからの熱気が直接当たってしまうのは非常に危険です≫
――アンケートでは5割近い人が「やったことがある」と回答していましたが、どう思われましたか?
≪投稿に「割ったことがある」という引用が多かったので、アンケートをしてみました》
《想像以上に玉子焼き器に鍋・フライパン用の丸いガラスふたで調理している方が多くて驚きました。》
――IH調理器具を使用している場合は問題ありませんか?
《IHクッキングヒーターなら熱気が当たらないので、問題ありません。 》
――サイズの合う手ごろなふたがない場合はどうしたらよいでしょうか?
《手ごろなふたがない場合は、アルミホイルを使用してください。》
《加熱後は熱くなりますので、外すときはミトンや箸など使用してヤケド等にご注意ください。》
――普段使っているフライパンのふたに、直火が当たっているか確かめる方法はありますか?
《ガラスふたの枠にこの熱変色痕が出ていたら直火が当たっている証拠ですので、お気を付けください》
・・・・・
サイズの合うふたが無いときなどの対応方法も参考になりますね……!
各種調理器具メーカーは玉子焼き器用のフタも販売中。小窓がついていたり、取っ手もあるため、やっぱり持ってないと不便かも……筆者もサイズの合わないフタを使ってしまっていたので、この機会に1つ購入しようと思いました。