先日、Uber Eatsの配達員をしている男性が、ほとんどチップをもらえず、デリバリーサービスでは生計を立てられない実情をSNSに投稿し、拡散されました。
そんな厳しい労働環境の飲食業界で、今度はレストランで働く女性が、あるクレーム客の接客経験をTikTokに投稿し、注目を集めています。
ケルスティンさんは動画で、ある迷惑客が「塩なし」のマルガリータを注文したことが、すべての始まりだったと話します。
しばらくして、ケルスティンさんは、塩なしのマルガリータとオニオンフライをテーブルに運びました。
その後、客は支払いに応じ、メインディッシュも注文しました。
しかし、ケルスティンさんがメインディッシュを運ぶと、客は皿を触ってもいないのに「冷たい」と文句をつけたといいます。
ケルスティンさんは、新しい熱々の皿に乗せて用意すると説明しましたが、客は持ち帰り用の箱に入れてほしいと言ったそうです。
そして、またしても、無料にしてほしいというのです。
ケルスティンさんは、料理を食べるのなら、支払いが必要だと再び訴えます。客は、ようやく支払いを受け入れてくれました。
動画のコメント欄には、ケルスティンさんに同情する声が集まりました。
しかし、飲食業界で働いた経験のある一部のユーザーからは、店のマネージャーが謝るだろうという予想もありました。
BuzzFeedは、ケルスティンさんに話を聞きました。
シフトに入るたび、失礼な態度をとる客を見てきたというケルスティンさん。しかし、今回のトラブルは別ものだったと振り返ります。
「失礼な態度を取られると、客から軽蔑されて、ただ雑用係に使われているように感じてしまいます」
「最悪な気持ちになります。お客様を喜ばせようと、最善を尽くそうとしているのに」
ケルスティンさんの投稿にコメントした一部のユーザーは、ケルスティンさんの接客が完璧すぎると指摘します。しかし、ケルスティンさんは自身の接客スタイルを変えないそうです。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人