元人気子役たちが、過去に学校で受けたいじめを告白「家に帰ってめちゃめちゃ泣いた」

    『レオン』のナタリー・ポートマンや『フルハウス』のジョディ・スウィーティンなど…。いじめを受けていた過去を公表した俳優たちを紹介します。

    Jen Abidor
    by Jen Abidor

    BuzzFeed Staff

    ブレイクしたことがきっかけで、学校でいじめを受けた…。そんな過去を公表した元人気子役たちが、インタビューで語ったメッセージを紹介します。

    1.『レオン』のナタリー・ポートマン

    Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images

    ナタリーは学生時代、「周りと違うことをしていた」という理由でいじめられていたという。

    「人は、ありとあらゆる理由でいじめを受ける。自分が大好きなことをやっているからという理由でいじめを受けた私は、ラッキーなほうだと思う」

    Patrick Camboulive / Sygma via Getty Images

    ナタリーは、いじめを乗り越えたおかげで、他者の気持ちを思いやることができるようになったと語った。

    「いじめのような経験は、他者への共感を生むと思う。いじめられる側にいたことがあれば、他の人に同じような経験を絶対にしてほしくないと思うようになるから」

    2.『フルハウス』のジョディ・スウィーティン

    Courtesy Everett Collection / Everett Collection / Everett Collection

    人気コメディドラマ『フルハウス』の撮影中、ジョディは学校でいじめに苦しめられていたそう。

    「学校に行くと、周りの子たちの反応は2通り。私から影響を受けているから友だちになりたいと思っている子たちか、私をからかうために私に近寄ってくる子たちか」

    ABC /Courtesy Everett Collection

    中学校に上がると、いじめは悪化したと続けた。

    「中学1年生の始業式の日、学校の中庭で誰かから、頭にリンゴを投げつけられたのを覚えている。ロッカーに悪口を書かれたし、イタズラを仕掛けられた。おかげで、神経は図太くなったけどね」

    3.『ザ・エージェント』のジョナサン・リプニッキ

    Columbia Pictures/Everett Collection

    自身のInstagramで、子どもの頃のいじめを暴露した。

    「『あなたはすでに過去の人で、これからはもう仕事はないだろうね』と言われたんだ。中学生の頃は毎日、自分がゴミクズであるかのような思いにさせられていた。学校がある前の日の晩はいつも、パニック発作を起こしていた」

    Tristar Pictures/Courtesy Everett Collection

    いじめで苦しむ子どもたちへ向け、そんな時期はいずれ過ぎるとエールを送った。

    「いじめられた過去を公表するのには不安もある。でも、いじめは普遍的な問題だ。僕はいじめの被害者ではない。だって、いじめがあったことで、俳優の夢に向かって進むことができたから」

    「夢を追いかけて。10代は、人が最も残酷になる時期なんだ」

    4.『ゴシップガール』のテイラー・モンセン

    Universal / Courtesy Everett Collection

    シンディ・ルー・フー役として映画『グリンチ』に出演した後、学校などで、実名を覚えてもらえなくなったと語った。

    「転校・進学したり、どこかへ行ったりすると、子どもたちは私の名前を認識してくれなかった」

    「私はただ、『グリンチに出ている女の子』だった。しかも役名ですらない。ただ『グリンチの女の子』って…。慣れたけど、疎外感を感じた」

    Universal / Courtesy Everett Collection

    俳優業と学校の両立の大変さにも触れた。

    「何カ月か学校に行って、仕事をするために学校を休んで、また学校に戻って…ということを繰り返していた。友だちを作るのが難しかった」

    5.『ユーフォリア／EUPHORIA』のシドニー・スウィーニー

    Craig Barritt / WireImage

    アメリカの中都市で生まれ育ったというシドニー。同級生の親たちは、子どもの頃からハリウッドに進出したシドニーに、理解を示さなかったという。

    「『シドニーの親が、地獄のような街に子どもを行かせる理由が理解できない』と、他の親たちは思っていたみたい」

    「とにかく心が狭かったんだ。親が食卓でその話をし、それを聞いた子どもが学校で私をいじめるようになった」

    HBO

    いじめは日に日に悪化したとシドニーは振り返る。

    「ついに、学校側が策を講じなければならない状況になった。携帯電話を使って、子どもたちが私にいろんなことを言ったり、ボイスメッセージを送ったりしていた。どんどん悪化したから、親から携帯電話は没収されたんだけど」

    「まだ幼かった私は、何が原因かわからなかった。『私、なにか間違ったことしてる？』って」

    6.『ミセス・ダウト』のマーラ・ウィルソン

    TriStar / courtesy Everett Collection

    いじめの経験をつづった記事を、The Guardianに寄稿した。

    「6年生の頃の好きな人に、『ブサイクだ』と言われた。映画を観た人たちから、『見た目がヘンだ』と言われた」

    「日帰りキャンプで一緒だった男の子からこう言われた。『君、『マチルダ』に出ていた子？あの頃から太ったねえ』って。家に帰ってめちゃめちゃ泣いた」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：筒井華子