大学合格!のほのぼの家族ビデオのはずが、TikTokでネタとして拡散
合格の瞬間の反応があまりにもイイ!ということで、TikTok上でネットミームとなり大流行しました。みんなの作品がおもしろいから見て!
こちらは、ミア・トメオさん。フィラデルフィア在住の17歳の高校生です。

トメオさんは、大学の合格発表を家族と一緒に見る様子の動画をSNSに投稿。
すると「反応があまりにもイイ!」ということでTikTok上でネットミーム(SNS上で大喜利のように使いまわされるネタ)となり、拡散されました。
発表の瞬間を記念に残したかったのと、友人や親類にも見せたかったためこの動画を録画したそうです。
「私にとって大事な瞬間だったんです。ずっと夢見ていた大学が、現実になるかもしれなかったから」とトメオさん。
「大学の合格発表を待つのって、十代にとってとてもストレスになるものなんです。私は他の人の合格発表ビデオを見ることで希望がもらえたので、私も他の人たちと共有したいなと思って、このビデオを投稿することにしました」
トメオさんは、米ルイジアナ州ニューオリンズのテュレーン大学に合格しました。「私が中学のとき以来ずっと憧れ続けてきた大学なんです。自分が合格できたっていうのがいまだに驚きです。だってアーリーアクション(早期出願)の合格率は約6%なんですよ」

左から、トメオさんのお父さん、お母さん、義理のお姉さん、お兄さん、そしてトメオさん。
トメオさんは、高校では片頭痛の慢性的な痛みに悩まされ、これが出席率に響いてしまったそうです。
「1週間のうち3日も欠席してしまうことも多々ありました。勉強を優先してはいたけど、健康だったらもっと良い成績だっただろうなと思いました」
「運良く、片頭痛に効く薬を見つけたので、大学に行くために家を出ることも可能になりました。テュレーン大学に合格できたのは、学校に対してすごい熱意を見せたのと、逆境にも負けずに学力面でがんばったからだと思います」
トメオさんのこのビデオは編集され、まるでトメオさん一家が、さまざまなことに驚いているかのようなネタに使われるようになりました。
こちらはヒジャブを脱いだ女性に驚くトメオ一家。
「白人の友達の家族に髪の毛を初めて見せてたところに友達のお父さんが入ってきた」
トメオさんは、自分のビデオが拡散されているのを見て驚いたと話します。「大喜利のネタになるなんて思ってもみませんでした。健全な大学合格のビデオだと思っていたから」
「デュエットみたいな作りのビデオは全部おもしろいと思いますし、とても楽しんで見ています。友達が何か見つけると送ってくれるのですが、それを見て私も毎回爆笑しています。悪意のない楽しいものだし、創造力とユーモアが素晴らしいと思います」
I made my first tiktok 😭
「初めてtiktok作ってみた😭」(「シャワーでは足を洗わない人がいる」というネットの話題を受けたジョーク)
トメオさんは、「私の一番のお気に入りは、@aaron.psのTikTokビデオ。家族と私を、1週間ぶりに水を飲む彼の内臓に見立てています」と話します。
「コメント欄もとってもポジティブで、まるでみんなが私と一緒に合格をお祝いしてくれているような気分になりました。これほど多くの人……私がまったく知らない人までもが、よかったねって、えらいねって言ってくれて、インターネットがいかにポジティブな場所になり得るかを示してくれました」
「実際に、ひどくネガティブだったり憎しみが込められたりしたコメントは目にしていません。他の人たちのポジティブで思いやりあふれた面ばかりに触れられて、シェアしてよかったなって思います」
トメオさんからのメッセージ:夢は諦めちゃダメ!
「健康面で問題があったことと、そのせいで高校の最初の3年間に響いてしまったことから、まさか自分がテュレーン大学に入れるとは思っていませんでした」(アメリカの高校は4年制)
「学校の成績は維持していましたが、授業で欠席が多かったため、その授業内容を勉強するためにすごくがんばらなきゃいけなかったし、たくさん自習する必要もありました」
「今回のことは、たとえどんな逆境であれ、それを回避する方法を見つけて努力しなくてはいけないこと、そして自分が行くべき場所へは行かれるんだと信じなくてはいけないことを思い出させてくれるものだと思います」
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan