新型コロナウイルス感染拡大の影響は、こんな場面にも。
「この情勢でマスクを外してくださいとは言えない」…
BuzzFeed Newsは投稿をしたrainwormさんを取材しました。
先天性感音性難聴で、左耳は失聴、右耳には補聴器を付けているrainwormさん。
普段から「聞こえない、聞こえにくい人のことを広く知ってもらいたい」という思いで、ボランティア活動をしているといいます。
以前まで「障害者マークである耳マークを提示して、筆談してもらったり、マスク着用していなかった時は、わかりやすくお話してもらっていた」というrainwormさん。
そんな生活は新型コロナウイルス感染拡大を機に一変したといいます。
「買い物に行くのが嫌」
普段から話している相手の口の形を見ることを通じて、会話の内容を読み取っているrainwormさん。感染症対策でマスクをつける店員が増えたことで、生活には様々な支障が出るようになりました。
「買い物に行くのが嫌になります。マスクで口が見えないと口の形が見えないために言葉がわかりづらいのですが、それでも神経を使いながら言葉を聞き出そうと集中するので、とても疲れます」
そこで使ってみたのが、「Google音声変換アプリ」。
店員さんの反応は?
アプリを使用した際、店員さんは「話した言葉がリアルタイムに文字変換されていることに驚いているよう」だったといいます。
「突然スマホを出すと戸惑われてしまうのですが、『耳が不自由です』という紙を見てもらうと、理解して、スマホに向かって話してくれます」