「やらなきゃいけないこと」に押しつぶされそうなあなたに、今すぐ読んでほしい3ページの漫画の中身。

    やらなきゃいけないこと多すぎ……→サボる→状況悪化。負のループ脱出のヒントが、Twitter上にありました。

    「やるべきこと」が多すぎると、逆にやる気がゼロになる……

    やるべきことが多いほど、手をつける気持ちが失せてしまい、状況は悪くなっていくばかり……。この負のループ、きっと誰でも経験したことがありますよね。

    こんな時、どうすればいいの?そんな素朴な疑問に答える、ある漫画をTwitter上で発見しました!

    溜まってしまった「やるべきこと」の手強さって、ラスボス級。

    SNS上に溢れるリア充な人を見ては、さらに落ち込んでしまう……

    大事なのは「小さな変化の積みかさね」なのかも。

    「やるべきこと」への向き合い方にヒントをくれる、こちらの漫画の投稿は、Twitter上で3千以上のいいねを集めたほか(8月11日現在)、リプ欄では「わかります!!」など共感の声が寄せられています。

    BuzzFeed Newsは漫画家の竹内絢香さんを取材しました。

    竹内さんは一般企業で働いた後、「絵を描く仕事につきたい!」という思いから、脱サラ・英国での留学を経て、現在漫画家として日本で働いています。

    この作品誕生のきっかけは、コミックエッセイ「がんばらなくても死なない」の発売を契機に、オンラインの高校「N高等学校」で講義を担当することになったことでした。

    

「『受講生のお悩みを漫画にする』という企画で、受講生から寄せられた『やるべきことが、たくさんあるのに、考えると全部面倒になってやる気がでない』という悩みを、私自身に置きかえて描きました」

    「漫画も描けない」ほど、辛い時期を経験して……

    コミックエッセイ「がんばらなくても死なない」をはじめ、竹内さんは普段から「日々のモヤモヤがちょっぴり軽くなる漫画」をテーマに、作品を描いています。そこには、自身の苦労した経験があるのだといいます。

    「昨年まで、私自身が公私ともにとても難しい時期にあり、一時期は漫画もほとんど描けない状態でした。そんな中、『身近なことなら描けるかもしれない』とはじめたのが、このコミックエッセイでした」

    作品をTwitterに投稿したところ、多くの反応やコメントが寄せられ、「私と同じように悩みながら生活している人が、たくさんいる」と実感したといいます。

    「やらなくてはいけないことを、一度に片付ける魔法はない」から。

    竹内さんの元には日々、Twitterを通じて読者からの感想が多く送られてくるといいます。

    「以前の私と同じように、苦しい環境でひとり悩んでいるという方で、世の中の生きづらさをひしひしと感じます」

    以前の自身のように苦しんでいる人に対して、こう語りかけます。

    

「まずは、『やらなくてはいけないことを、一度に片付ける魔法はない』と気づくことが大事だと思います。その上で、昨日の自分より少しでも良くなっている部分を評価し、少しずつ片付けていくことが必要だと思います。ちょっとでも取り組めた自分をワッショイと盛り上げることも、すごく大事だなと思います」

    「私は、漫画は娯楽だと思っているので、苦しい環境に置かれている方にも、少しでも楽しく、ラクになっていただけるものを描けるようになりたいなぁ~と、日々思っています」