「わたしがギャルに救われた話」。夢を追う勇気をくれる漫画がネットで話題

    自分の夢に自信が持てない、やりたいことが見つからない人に読んでほしい!心がほっこりするある漫画が、Twitter上で話題となっています。

    自分の夢に自信が持てない、やりたいことが見つからない人に届けたい漫画があります。

    「夢はあるのに、反応が怖くてなかなか周りに伝えられない……」「自分って何がしたいんだろう」将来の悩みって、誰にでもありますよね。

    みんなと同じ悩みを抱えていた、ある漫画家さんの実話を描いた漫画が、Twitter上で話題になっています。

    作品は、漫画家 朝日 夜さんの実話です。

    絵を描くのが大好きだった、中学生時代の主人公。

    進路の選択を迫られ、戸惑います。

    「漫画家になりたい」なんて言えない……

    なんとなく、近所の高校に進学した主人公。

    進学先の高校は、ギャルばかり。すると……

    はじめて夢を打ち明けた主人公に、意外な一言がかけられます。

    ギャルたちに背中を押され、漫画を描く毎日。

    次第に、彼女たちは心の支えになっていきます。

    大切な彼女たちへの思いを、漫画にした。

    「漫画家になろうと思えたのは、あの子達のおかげ」

    こちらの作品を投稿したツイートは、2万8千以上のリツイート、10万1千以上のいいねを集め(6月30日現在)、話題となっています。

    リプ欄には「素敵な出逢い!」「読んでみたらすごく面白くて、泣けて、一気に全部読みました」など感動の声が寄せられています。

    BuzzFeed Newsは作者の朝日 夜さんを取材しました。

    当初、朝日さんはこの作品を「絵日記の延長のつもりで描いた」といいます。

    「普段から『ギャルとぼっち』はじめ、創作漫画をTwitterに載せたり自分の絵日記を載せたりしているのですが、こんなにもたくさんの方に読んでいただけるとは想像もしてなかったです」

    朝日さんの初めてのオリジナル本『ギャルとぼっち』は、クラスで“ぼっち"だった主人公が、ギャルの友人と日常を過ごすうちに、少しずつ変化していくお話です。

    漫画家の夢を叶えた原点となった友人達は、漫画家デビューの報告を喜んでくれたのだといいます。

    「私より喜んでくれる子がいて初めて、本が出る重みや影響を身にしみて感じました」

    「背中を押してくれる人や、同じ志を持った人を大切にして」

    Twitterでの反響を受け、「もっと丁寧に描くべきだった…と一番によぎりました(笑)拙い漫画でしたが、読んでいただけて光栄です」と心境を明かしました。


    友人に出会う前の自身のように、夢に自信が持てない、やりたいことが見つからないと悩んでいる人に向けて、朝日さんはこう語りかけます。「強い意志がある人以外は、周りの人たちの影響を、少なからず受けると思います」


    「自分の身をどこに置くか、誰と付き合うかで、自分の思考やモチベーション、未来も変わってくると思うので、類は友を呼ぶというように、背中を押してくれる人や、同じ志を持った人を大切にしていくのがいいかと思います」