心が疲れてしまった時、読んでほしい漫画があります。描かれた8ページの中身

    Twitter上で共感者が続出。毎日頑張ることに疲れてしまった人の実話を描いた漫画が、話題になっています。

    毎日「なんでもやらなきゃ」とストレスを感じている、あなたへ。

    仕事、家事、子育て、日常での人間関係など、普段は当たり前にこなしていることが、ある日突然辛く感じることはありませんか?

    ストレスで心が疲れてしまった実体験が描かれた漫画が、Twitterで話題になっています。

    「これを読んで、少し安心できました」など、多くの共感の声が寄せられている漫画とは、どんな作品なのでしょうか?

    ある日突然、主人公の身体に異変が起こります。

    身体からの危険信号が出ているのに、「がんばらなきゃ」と思っていた。

    その結果……

    「がんばれない」って、マイナスなこと?

    「休むこと」って勇気がいる。でも……

    環境が変わり、心機一転した主人公。

    大事な言葉を、ふと思い出した。

    できることをやればいい。

    この漫画は、作者の実話に基づいた作品なのだといいます。

    この漫画はツイートされると、7千以上のリツイート、2万1千以上のいいねを集め(7月28日現在)話題となっています。

    リプ欄には「めっちゃ染みた」「私も職場で同じことがありました」「今まさにそんな感じです。涙でました」など、作者と似た経験をした人からの共感の声が多く寄せられています。

    BuzzFeed Newsはこの漫画の作者の、にいのさんを取材しました。

    にいのさんは現在、通信制の大学に通いながら、マンガを描いています。

    ある日、漫画家の竹内絢香さんの「がんばらなくても死なない」というエッセイマンガの発売に際し開催された、「関連エピソードを描こう」というTwitter上のイベントを見かけ、自分も作品を投稿することを決めたのだといいます。

    「私自身のことを描く勇気が湧き、描いてみようと思いました。こういった内容を描くことは少しためらいもあったのですが、今困っている人に届いてほしくて描くことを決めました」

    心に残った、お医者さんからの一言。

    心が疲れてしまった時期の自身については、こう振り返ります。

    「私は周りの人に恵まれていました。なので、当時、休むことやバイトを辞めることを勧めてもらうなど、必要な言葉をかけてもらえていたような気がします。ただ、自分がそれを受け入れるまでに時間がかかりました」

    当時、お医者さんにかけられたのが「大人になるとは、人に頼る方法を知り、一緒に協力して生きていくことができることだ」という言葉でした。その意味に納得し、心に残っているといいます。

    この作品で伝えたいこと

    「できないことがあってもいい」。これが漫画で伝えたいメッセージです。

    「頑張りすぎて心や体が辛くなってしまうのであれば、『生きやすい道を選ぶことや、お休みすることを選んでみようかな』と思ってもらえたら嬉しいです」

    そして、Twitterでの大きな反響を受けて、こう感謝しました。

    「自分の描いた漫画が、誰かにとって意味を持ち、嬉しく思います。『大切な人に届いてほしい』とリツイートしてくださる方も多く、他の人のことを大切に思っている人が確かにいると感じ、私も元気付けられました。ありがとうございます」

    「『助けてほしい』と声を出すのは勇気がいることです。しかし、あなたのことを大切に思っている人は、そういう時にこそ声をかけてほしいと思っています。自分の心や体を大切にする選択をしてほしいです」