このページは、状況の進展に合わせて随時アップデートします。
UPDATE:日本時間11月5日12:30現在、バイデン氏は選挙人253人、トランプ氏は214人の獲得が確実に
日本時間の11月5日早朝、選挙の勝敗を分ける激戦州として注目されていたウィスコンシン州(選挙人10人)やミシガン州(選挙人16人)でバイデン氏が勝利した。
過半数の270人に向けて大きく前進し、のこり17人で当選確実まで迫った。

現時点でまだ勝敗が決まっていないのは、以下の6州だ。
・ペンシルバニア州(20人)
・ジョージア州(16人)
・ノースカロライナ州(15人)
・アリゾナ州(11人)
・ネバダ州(6人)
・アラスカ州(3人)
バイデン氏「私たちは敵ではない」
バイデン氏は日本時間11月5日午前6時すぎに、デラウェア州で会見を開き、「いまここで勝利宣言はしないが、集計が終わったとき、私たちは勝者になると信じている」と述べた。
また、選挙を通じて分断が深まっていることを念頭に、「選挙結果が明らかになったときには、選挙戦のとげとげしい言葉は過去のものとして冷静になり、(立場や思想を超えて)互いのことを見て、話を聞き、尊重し、思いやり、団結し、癒し、また国として一つにならなければならない」と訴えた。
「これは決して簡単ではないことはわかっています。この国の様々な問題において、いかに深く、そして強く意見が対立しているかは、私も知っています」
「しかし、私はこのことも知っています。前に進むためには、対立する相手を『敵』として扱うことをやめなければなりません。私たちは敵ではありません。私たちアメリカ人を一つにするものは、私たちを分断するものよりもはるかに強いはずです」
「だからこのことを明確にしておきたいと思います。私は民主党の候補として、この選挙に臨みました。でも大統領になったら、アメリカ人の大統領として統治します」
It’s clear that when the count is finished, we believe we will be the winners.
トランプ氏「制度の整合性は損なわれた」
一方、トランプ氏は11月4日の会見以降、これまでの選挙戦でも繰り返してきた「郵便投票によって不正が行われる」という根拠のない主張を強めている。

日本時間11月5日午前0時ごろには、「多くの激戦州でリードしていたのに、不意打ちで大量の票が開票されたことによって、次から次へと(リードが)消えていった」とツイート。
さらに、「大統領選挙制度の整合性はすでに損なわれてしまった」とツイートした。こうした発信の背景には、大統領選の仕組みそのものへの信頼に疑念を抱かせて、訴訟合戦に持ち込むための戦略があるとみられる。
しかし、こうしたツイートの多くに対して、Twitter社は「選挙や他の市民行事への参加方法について誤解を招いている可能性があります」という警告を出している。
勝つのは現職トランプ氏か、民主党バイデン氏か

UPDATE:日本時間11月4日午後6時現在、バイデン氏は選挙人227人、トランプ氏は213人の獲得が確実に。

UPDATE:トランプ氏「私たちはもう勝利した」

UPDATE:日本時間4日午後4時現在、バイデン氏が選挙人225人、トランプ氏は213人の獲得確実に

UPDATE:「勝利宣言する立場にない」バイデン氏が声明発表
日本時間11月4日14:30すぎ、民主党のバイデン氏がデラウェア州ウィルミントンの集会で登壇し、声明を発表した。
バイデン氏は、「これまでも述べてきたように、期日前投票や郵便投票の影響で、選挙結果は11月4日の朝(現地時間)かそれ以降まで出ないだろう」といい、「自分もドナルド・トランプも勝利宣言をする立場にない。選挙の結果を決めるのはアメリカの人々だ」と語った。
その上で、自分は「選挙結果に対して楽観的」で、自分たちは勝利に向かっていると言い、今回の選挙で一票を投じた有権者への感謝の言葉を述べた。
Tune in as I speak to the nation live from Wilmington, Delaware. https://t.co/ye8knRucoz
声明発表の様子はTwitterでも配信された。バイデン氏はその後、Twitterで「自分もドナルド・トランプも勝利宣言をする立場ではない」と重ねて強調し、「みんな信じ続けよう。私たちはきっと勝つ」ツイートした。
It's not my place or Donald Trump's place to declare the winner of this election. It's the voters' place.
Keep the faith, guys. We’re gonna win this.
UPDATE:トランプ氏が「今夜、声明を出す。大勝利だ!」とツイート投稿
バイデン氏が声明を発表した直後となる日本時間午後2時45分ごろ、トランプ氏はTwitterを更新し、「今夜、声明を出す。大勝利だ!」と投稿。
4分後にはバイデン氏陣営の動きにも言及し、こうツイートした。
「私たちは大幅に差をつけて勝っているが、彼らはこの選挙を盗もうとしている。私たちは彼らにそうはさせない。投票が締め切られた後に投票はできない!」

UPDATE:日本時間4日午後2時現在、バイデン氏が選挙人210人、トランプ氏は204人の獲得確実に

UPDATE:日本時間4日午後1時現在、バイデン氏が選挙人205人、トランプ氏は135人の獲得確実に

UPDATE:陰謀論「Qアノン」支持の共和党候補、下院で当選確実

選挙情報サイトDecision Desk HQがフロリダ州でトランプ氏が勝利確実と予測
Decision Desk HQ Projects Trump (R) Has Won The State Of Florida And Its 29 Electoral Votes Race Called At 11-03 08:11 EST All Results: https://t.co/6GfosqGUrH
Desision Desk HQが「フロリダ州でトランプ氏の勝利が確実」とツイート。一方、CNNはこの段階ではまだ、フロリダでいずれの陣営にも当選判定を出していない。
DDHQは、BuzzFeed USもデータを利用している有力選挙分析サイトだ。フロリダは29人の選挙人がいる大きな州で、選挙のカギを握る激戦州の一つと目されている。ここでは、選挙前に劣勢が伝えられていたトランプ氏の終盤の巻き返しが功を奏した可能性がある。
このまま進めば、選挙の焦点はミシガン、オハイオ、ペンシルベニア、ノースカロライナなどの激戦州に移ることになる。
日本時間4日午前10時現在、バイデン氏が選挙人16人、トランプ氏は13人の獲得確実に

米国東部時間11月3日午後6時(日本時間4日午前8時)、ケンタッキー州の一部などで開票開始

注目の選挙。投票日までに1億人が投票を済ませた。記録的な勢いだ。
フロリダ大学のマイケル・マクドナルド教授(政治学)らが運営する「アメリカ選挙プロジェクト」の集計では、11月3日現在、投票所で期日前投票をした有権者と郵便投票の用紙を請求した有権者を合わせると1億人を超えた。
米国全体の有権者数は推計で2億3900万人だ。
うち6524万人は郵便投票用紙を請求したが、2685万票は3日現在、各地の選管にまだ届いていない。
期日前と郵便投票で投じられた票は、すでに2016年選挙の投票総数の7割を超え、記録的な勢いだという。同教授は、全体の投票率も上昇すると予測している。
複数の米メディアが過去100年で最高の投票率となる可能性を報じている。