アリアナ・グランデ、「ディーバ」の呼び名に違和感。「男性なら称賛されて、女性は批判される」

    「ディーバ」という呼称は、特に成功した女性歌手に向けられる。転じて、「勘違いした女性」という裏の意味を持つこともある。「ディーバ」と呼ばれてきた自身の経験から、アリアナ・グランデは男女差別を批判した。

    歌手のアリアナ・グランデが、5月中旬に行われたインタビューで、「ディーバ」という呼称に異議を唱えた。

    インタビュアーのゼインが、「ディーバ」という言葉について「女性の力強いエネルギーに対する侮辱」だと語ると、アリアナ・グランデもこれに同意した。

    「ディーバ」と呼ばれるのは「自分を持っていて、活動的で、アーティストとしての誠実さを兼ね備えている」人だと補足しながらも、彼女は自分の意見を述べた。

    「ディーバ」と呼ばれることにより、気難しく、わがままで、面倒な人物だと誤解されたことがあるという。

    彼女の場合、自分の意見を発信する、自分を守ろうとするなどの行為は、都合の良いように解釈されて報道される。しかし男性なら、「発言力がある」「自分の意見を持った人だ」と称賛される。アリアナはこのような問題も指摘した。

    「女性への反応は違う。この状態をどうにできればいいなと思います」アリアナはそう述べた。

    「ディーバ」が持つ言葉の悪いイメージが、女性たちを困らせると言及したアリアナ。彼女も、自ら声をあげて発信していくべきか、自分自身に問いかけていたそうだ。

    また、これからもインタビューを受ける意欲があること、そして、ありのままでいることを恐れていないと語った。

    インタビューの中盤では、アリアナが涙を抑える場面もあった。

    インタビュー映像(英語)はこちらから。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟