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Updated on 2018年11月3日. Posted on 2018年7月24日

生理が重いからって、ひとりで悩まないで

ホントのところ一体どのくらいだと「重すぎる」の?

生理が重めの人なら、一体どのくらいなら「過多月経」になるのかなって悩んだことがあると思います。

ということで、あなたもおそらく知りたいであろう重い生理とその対策について、ありとあらゆる質問を婦人科の先生2人に聞いてみました。

みんなが抱くよくある質問に答えてくれるのは、米国産婦人科医の免許を持ち、イェール大学医学大学院で産科、婦人科、生殖科学を教える臨床教授のメアリー・ジェーン・ミンキン先生と、シンディ・バジンスキー先生です。

1. 「普通」の生理ってぶっちゃけ、なに?

Julyprokopiv / Getty Images

人の体はそれぞれ(そして生理もそれぞれ)違うため、普通の生理を白黒はっきりと定義するのは難しい、とミンキン先生は言います。とは言うものの、一般的に健康的な生理の目安は以下のとおりです:

• だいたいひと月に1回(つまり21〜35日の間ならどの長さでもありえます)のペースでかなり定期的にくる

• 普通は終わるまで1週間程度かそれ以下

• 生理中、タンポンかナプキンを変える頻度は2時間程度に1回。月経カップを使っているなら、1回の生理期間での経血は80ミリリットル程度(自分が使っているカップの容量からどのくらい出血したか判断できると思います)

(訳注:80ミリリットルはアメリカで一般的とされている量)

2. では、重い生理ってどういうの?

@thesadgirlgang / Via instagram.com

出血が多すぎるかもしれない状況には、2つあります。1つは、文字どおり経血の量で、もう1つは1回の生理で出血する日数。医学的には、重い生理の定義は1回の生理期間中での経血量が80ミリリットル(1/3カップより少し多いくらい)以上か、生理が1週間かそれ以上続く場合です。

でもおそらく、自分の経血量を測る習慣なんてないですよね。なので代わりに、実用的に判断する目安として次のようなことがないか気をつけてみるといいでしょう。「生理期間中に、経血が溢れて服を汚してしまうようなことが何度もあったり、家具や寝具を経血で汚さないようにタオルをひいてから腰を下ろさなければならなかったりするなら、生理中に1/3カップ以上出血している可能性が非常に高いです」とバジンスキー先生は言います。「何日目であれ、タンポンやナプキンを替えたり月経カップを空にしたりを2時間に1回よりも頻繁にしているようなら、あなたの経血量は多いのかもしれません」

3. 大きな塊が出てくるのは?

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はい、それもまた、重い生理に分類される可能性が高いです。25セント硬貨(訳注:直径約2.5センチ)よりも大きい塊ではないか気をつけてください。というのもバジンスキー先生によると、このサイズのものが出たということは、1回の生理期間で1/3カップ以上の経血になっている可能性が高いからです。

4. そっか。でも「重い」と言っても、どのくらいなら「重すぎる」の?

Loulouvonglup / Getty Images

正直なところ、かなり主観的なものです。ミンキン先生の患者さんで、いたって普通の経血量なのに自分はまるでナイアガラの滝のように噴出していると疑わなかった人がいた一方で、実際に滝くらいに出血していたのにまったく気にしなかった患者さんもいました。

なので正直言うと、生活の妨げになっているなら「重すぎ」ということです。「例えば、いつも汚してしまうからと不安になってしょっちゅうトイレに行かなくてはいけない場合」とバジンスキー先生。「もしくは、生理で家を離れられないと感じて計画を取りやめたり、性生活や恋人との関係の妨げになっていたりする場合です」。これ以上なら重い、という科学的な基準があるわけではありません。あなたが望む生活スタイルの妨げになるくらいに重いのなら、それは重すぎるということになります。

5. ん〜、私ってそうかも! 心配した方がいいかな?

Crystal Ro / BuzzFeed

心配する必要はありませんが、必ずお医者さんに診てもらってください! そうすれば、何かしら手を打つことはできます。月経の出血が多いのはとてもよくあることです。米国産科婦人科学会によると、女性の3人に1人は治療してもらうそうです。月経が重い場合、治療が必要な健康上の問題が潜んでいる兆候である可能性もありますが、現状を詳しく知るまで怖がる必要はありません。

6. それじゃあ、なんで地獄の悪夢みたいな生理に悩む人がいる一方で、軽い日用のタンポンやパンティライナーで済む人もいるの?

Sasimoto / Getty Images

正直言って、生理が重い原因はわかっていない場合もあります。経血量は人によってそれぞれ、とミンキン先生は言います。同時に、月経量の多さと関係があると知られているいくつかのポイントはあります(必ず関係があるというわけではありません):

子宮内の腫瘍である、筋腫やポリープといった構造上の異常。

思春期や閉経周辺期を原因とする排卵不順や、多嚢胞性卵巣症候群や甲状腺機能低下症のような疾患。これは、排卵が定期的になされていない時、子宮内膜が非常に厚くなってしまう可能性があるからです。そのため、やっと生理がきたという時に、ミンキン先生いわく「お祭り騒ぎの出血」になってしまうんだとか。

子宮内膜症。つまり通常は子宮の内側にある組織が子宮の外側(よくあるのは、卵巣、卵管、骨盤内器官)で大きくなってしまうという症状。

骨盤内炎症性疾患。女性生殖器の感染症で、多くの場合は性感染症の合併症であることが多いです。ただし必ずそうであるわけではありません。

血液がきちんと凝固できなくなる血液障害。

抗凝血剤やアスピリンといった特定の薬剤。

子宮内膜がん。でもこれは稀で、通常は閉経後の女性に診断が出る病気です。

つまり生理の出血が多いということは間違いなく、何かがよくない状態であることを示すサインなのです。

大変そう……「体さん、ありがとう」🙃でも、ネット上の医療情報サイトの迷路に迷い込まないように気をつけてください。あなたの体で実際に何が起こっているのかを突き止めるのは、お医者さんが力を貸してくれますよ。

7. お医者さんに私の生理は普通だって言われたけど、正直言って本当に普通だとは思えないんです。どうしたらいい?

7activestudio / Getty Images

ほとんどの医者は、心から力になりたいと思っています。なので、自分の症状についてできるだけたくさんの情報を準備してお医者さんとの予約の時間に向かいましょう、とバランスキー先生はアドバイスします。生理周期の情報は具体的であればあるほどいいものです。なので、アプリやカレンダーを使って生理周期を記録する習慣があるとずーーっと助けになります。そういったものを使っていなくても大丈夫ですが、それでもやっぱり、直近2つほどの生理周期について、例えば周期は何日だったかとか出血は何日続いたか、経血量はどうだったかなど、質問されたらちゃんと答えられるように準備していってくださいね。

忘れないようにメモを取るならぜひそうして、自分の症状を軽視するようなことはできるだけしないようにしましょう。というのも、よく聞いてください。冗談ではなく、女性を軽視するような固定観念が適切な診断の妨げになるのです。

そしてもしかかりつけのお医者さんであまりいい思いをしていないのなら、たとえそれが性格が合わないなんて話であっても、他を探してみてください。患者が医者とポジティブなつながりを感じたいと思うのと同じくらい、医者も患者に対してそう思うものです。また、セカンドオピニオンも決して臆することなくもらってください。

8. 経血の多さについて何か私にできることはありますか? それともこのまま生きていかなきゃだめなの?

Crystal Ro / BuzzFeed

できることはたくさんありますよ!たとえあなたがこれまで、生理は面倒臭くたって我慢するもんだって教えられてきたのだとしても、生活の妨げになるほどの経血量の多さは治療してもらうべきなのです。あなたにとって一番ぴったりの治療が何かを相談する相手は明らかに、お医者さんです。でもあくまでも参考までに、いくつか考えられる選択肢を下記のようにお伝えします:

経口避妊薬やホルモンIUD、ホルモン注射などのホルモン治療。「これらの治療は、若い女性に対して高い効果を発揮します。というのも、ほとんどの場合は元に戻せるもので、子供を作ることを考えた時のために妊娠する能力を持ち続けられるからです」とバジンスキー先生は言います。

経血量をコントロールするその他の薬。 バジンスキー先生によると、イブプロフェンのようなものは経血量を適度に減らすことが明らかになっています。それから、トラネキサム酸(リステダなど)のように生理中に飲んで血の塊を軽減させるような薬もあります。

筋腫やポリープがある場合は、それを取る手術。

子宮動脈塞栓術。筋腫の治療に使われるもので、筋腫がそれ以上大きくならないように、子宮に通じる血管をブロックします。ミンキン先生によると、血液供給を止めるためにカテーテルを使って子宮動脈に塞栓剤を注入するため、筋腫の治療で手術はしたくない人にとって代替手段になります。

子宮内膜アブレーション。月経の出血を止めたり減らしたりするために、子宮内膜を破壊する治療法です。 バジンスキー先生によると、子宮内膜アブレーションの技術は現在、複数あります。そのほとんどが、施術にかかるのは数分で、中には手術室を使う医者もいますが診療室で行うことも可能です。この方法の場合はまた、妊娠する能力を失いますが子宮摘出という手術のリスクはありません。「内臓そのものを摘出するのではなく、内臓の内部機能を除去するだけです」とバジンスキー先生は言います。

子宮摘出。手術で子宮を摘出するものです。バジンスキー先生によると、子宮摘出は患者にとって魅力的な選択肢です。というのも、100%の効果があるから。子宮がなければ生理もありません!一般的に、ずっと深刻な異常出血のケースで、他のタイプの治療がうまくいかなかった時や選べない場合に、選択肢として協議されます。

だいたいこれで全部です!

この記事は英語から翻訳されました。
翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan

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