セックスに対して複雑な思いを抱く人はとても多い。それを証明するべく、BuzzFeedコミュニティのみなさんに呼びかけて、セックスや羞恥心、不安について胸の内を明かしてもらった。
以下に紹介したい。

1.痛いセックスなんて、全然楽しくありません
5年前、背中と腰を痛めました。
いまだに痛みが走ります。だから、自分が上のときは痛みしか頭にありません。
とてもゆっくりしか動けないし、自分を支えていることもできない。
それに、太っているので、怠け者と思われるんじゃないかと気になります。
最悪です。痛いセックスなんて、全然楽しくありません。
両脚を上げていて、痛すぎてやめてしまうときもあります。――26歳/女性/バイセクシュアル
2. 友達にも言えない秘密
10年間セックスしていなくて、それを友だちに言うのがとても不安です。
友だちはいつも、自分の体験したことを事細かに話すので、私が『しばらく、そういうことしてないわ』なんて言ったら、みんな引いちゃうんじゃないかと思います。
枯れてる理由は特にないんだけど。私はこういう人間なんです。
ほかの人のセックスライフに関しても、とやかく言うつもりはありません。
でも、10年間セックスしてませんなんて言ったら、みんな『うそでしょー!?』と叫んで呆れ果て、にやにやしながら陰で噂するのは間違いないと思います。――30歳/女性/バイセクシュアル
3.セックスのとき、相手の目を見ることができない
今のパートナーと付き合い始めて6カ月ですが、セックスのとき、私は相手の目を絶対見ません。
実は私に魅力を感じていなくて、目の中にがっかりした表情が浮かんでいるのを見るのが怖いんです。――22歳/ノンバイナリー(男女どちらにも分類されない)/バイセクシュアル
4. クィアであることを公表したけど…
ボディ・イメージの問題や、最初のころの経験不足などがあっても、今年になるまで、セックスに関してはまったく不安がありませんでした。
でも今年になって、状況が変わりました。
最近、クィアであることを公表したのですが、シスジェンダーの男性としか付き合ったことがないクィアの女性として相手を探すことは、とても不安になることだとわかったのです。
さまざまなジェンダーの人との性的経験が不足している私は、自分がやっていることに自信が持てないんです。
ただ誘いをかけるにしても、セックスするにしても、別の惑星にやってきた宇宙人みたいな気分です。
これまでの「ルール」がすべてどこかへ行ってしまい、ゼロから始めるようなものです。
自分の不安な気持ちを、安心して打ち明けられる人たちを見つけたので、セックスは前よりいいですが、それでも、いつになったら自分が新米のような気分にならず、これが自分のセクシャリティだと感じるようになるのだろうと思います。――24歳/女性/パンセクシュアル
5.イクふりをしてしまう
夫とは6年前に出会いました。
昨年から更年期になった私は、現在、オルガズムを感じるのに一苦労しています。
私がイクことができないと夫が落ち込むので、落ちこまないよう、フリをするようになりました。
そうするのはすごく嫌ですが、夫が頑張り続けてしまいますから。
9割方オルガズムを感じていたのが2割に減りました。――36歳/女性/ストレート
6.トランスジェンダーであることは恥ずかしい?
トランスジェンダーとしてカミングアウトしたときからデートしていますが、女性と付き合うのはとても大変なことだと思います。
トランスジェンダーであるということで、自信を持つことも、ほかの人たちのように性的な存在として見られることも、許されない気がします。
ほかのみんなが居心地悪くならないように、自分の性的な問題については黙っていることが多いです。
でも本当は、セックスするのも、誰かと寄り添っているのも好きです。自分の体も好きだし、それを人に見せるのも気になりません。
トランスジェンダーの人間が、ほかの人たちと同じようにデートしたりセックスを楽しんだりすることについて、健康的に表現されているのをまだ見たことがありません。
そういうことは、自分で考えなければならないことが多いですね。
トランスジェンダーであることが恥ずかしい、自分の体が恥ずかしいという気持ちは、傷つき孤立するものです。――19歳/トランスジェンダーの男性/ストレート
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan