『スパイダーマン』のスピンオフ映画、配役を疑問視するファン…。一体なぜ?

    ダコタ・ジョンソンが、新作映画『マダム・ウェブ』の出演交渉中だと報じられ、話題に。彼女が目の見えないキャラクターを演じることに疑問を抱くファンも。

    トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズが大ヒット中のソニー・ピクチャーズ。

    2月上旬、スピンオフ映画『マダム・ウェブ』の出演交渉が報じられ、SNSを中心に盛り上がりをみせている。

    Madame Web

    気になる主役の有力候補として、名前が上がったのが、映画『フィフティ・シェイズ』シリーズで知られるダコタ・ジョンソン。

    Dakota smiling on the red carpet

    まだ正式に発表はされてないものの、ダコタ本人がインスタグラムに、出演報道記事のスクリーンショットを投稿したため、“出演はほぼ確定なのでは?”と話題になっている。

    ダコタの出演報道にネットが祝福ムードになる中、キャスティングに違和感を感じる意見も上がっている。

    👇ツイッターの声。

    「年配の俳優を起用するべき。そして、実際に目の見えない役者の起用も検討するべきだと思う」

    @SonyPictures No. Absolutely not. She should be old, and you also might want to consider someone who is actually blind. #madameweb https://t.co/NE5EKPSnjU

    @TJNakata / Taylor Hill / FilmMagic / Getty Images / Via Twitter: @TJNakata

    「マダム・ウェブは、目が見えない。(ダコタを起用することによって)実際に目の見えない役者の機会を奪っている」

    Not to mention the fact that madame web is blind (at least in the older adaptation, don't know if she's blind in the younger adaptations) and this takes away a blind actor's role in these films too

    @RyuuRasshu / Via Twitter: @RyuuRasshu

    「障がいを持つ役者は存在する。マダム・ウェブは、目が見えないし、重症筋無力症を患っているキャラクター。健常者が、“障がい者を演じる”のには、うんざり」

    Hell naw, disabled actresses exist! Madame Web is a canonically blind character with myasthenia gravis, disabled mimicry is so annoying. https://t.co/rpebxasvzP

    @Tripping_Crutch / Taylor Hill / FilmMagic / Getty Images / Via Twitter: @Tripping_Crutch

    というのも、近年、欧米では多様な俳優が活躍できるよう、キャラクターに近い配役を求める声が大きくなっている。

    そんな中、過去にキャスティング議論で話題になった俳優のサラ・ポールソンは、「役者だけを責めるべきではない」と語っている。

    近年のマーベル作品では、これまでの映画界に存在した“ステレオタイプの俳優像”ではなく、よりキャラクターに近い俳優たちが起用されるようになった。

    Lauren smiling on the left and Alaqua on the right

    今のところ、映画がどのようなストーリーになるのか、ダコタがどんな役を演じるのかなどの詳細は、正式には発表されていない。

    『スパイダーマン』シリーズ初の女性主役の映画だけに、今後の展開に期待したい。🙏✨

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン

    ダコタ・ジョンソンが、新作映画『マダム・ウェブ』の出演交渉中だと報じられ、話題に。彼女が目の見えないキャラクターを演じることに疑問を抱くファンも。