いま、アメリカのZ世代の6人に1人が、LGBTQ(性的マイノリティの総称)に当てはまるといわれています。この数値は10年前と比べ、大幅に伸びています。

セクシュアリティについて打ち明ける人が少ない医療現場で、職場やオンラインでの性的マイノリティの認知向上を目指すゲイの男性医師が、米シカゴにいます。
男性は、たった1年の間に、51万人のフォロワーを獲得しました。仕事中も自分らしく働き、マイノリティの認知向上に向けて、新しい風を吹き込むような動画が、支持を集めています。
多くのユーザーからコメントも寄せられています。



男性は、BuzzFeedの取材に対し、活動の目的をこう話します。
「(LGBTQのコミュニティの中には)カミングアウトをして、誇りを持って生きている人もいます。だけど職場では、本当の自分を隠さなければいけない状況にある人もいます」
男性は、自分のアイデンティティがわかり始めてきた若者に向けて、さらなるメッセージを発信します。
ある動画では自作のラップを披露し、ゲイの医師としてメンタルヘルスとセックス・ポジティブ(性的活動を楽しく健康的なものと考える姿勢のこと)について語りました。
男性はラップのリズムに乗せて、大切なメッセージを発信しました。
「君のセックスについて責めないし、君が使ってほしい代名詞で呼ぶよ。私は白衣を着ないといけないけど、君は本当に好きな服を着ていいのに」
「批判されたくない、その気持ちは正しい。君の悩みを解決できる、私は顔がいいだけじゃないからね」
男性は、同じく医師を目指しているLGBTQの人々から連絡をもらうといいます。医師として働きながら自分らしい人生を歩むにはどうしたらいいか、迷っている声が多いそうです。

男性は過去を振り返り、「学生最後の年になるまで、誰にもカミングアウトしていませんでした」と語ります。

男性は、LGBTQの子どもを持つ親からも支持を集めています。


🌈「“性”と“生”の多様性」を祝福する日本最大のLGBTQイベント「東京レインボープライド」の開催に合わせて、BuzzFeed Japanでは4月22〜26日にかけて、性的マイノリティに関する情報やインタビューを「LGBTQ特集」としてお届けします。
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この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人