減量を通じてわかった、コミットすることで起こる奇跡
私はパスタを食べた後、45分間はぼーっとしてしまっていた。
やあみんな。ザックです。生まれてこのかた覚えている限りずっと、自分の体重のコントロールに苦しめられてきました。

子供の頃は何度も体重の変化を体験しました。スポーツをして体重を落とそうとするか、何もせずに体重が増えるかで、一度も健康的なライフスタイルにコミットしようとしたことはありませんでした。
これは大学進学で家を出る前の夏の写真です。このくっきりした頬骨を見てください。サッカーをしていて、体調がよかった頃です。
Iサッカーをするために大学に行きましたが、すぐに自分が控えのゴールキーパーに過ぎないことがわかりました。その事実にプライドが傷つき、最終的には別の大学に移って、漕艇に挑戦することにしました。しかし次第に興味を失って、パーティと時々の勉強が最優先になりました。大学卒業後は、太っている人として分類される側にいたにもかかわらず、ほとんどいつも自分自身の体を快適だと感じていました。
32歳の時、体重は人生で一番重い134キロ(295ポンド)に達しました。そして、34歳になるとひどい食生活と運動不足のせいで、2型糖尿病と診断されてしまいました。
私の血液データのヘモグロビンA1Cは基準値をはるかに上回っていました。この時が人生のどん底でした。それは2型糖尿病だと診断されたからではなく、恐ろしく体調が悪かったのです。パスタなど、炭水化物が多い食べ物を夕食にとると、食後45分以内にはソファーの上でぼーっとしてしまうという有様。1日に何度もおしっこをしに行かなければならず、時には夜間も1時間の間に何度も行くような具合で、まるで自分が85歳の老人になったようでした(喩えに使ってごめんね、おじいちゃん)。
その上、もっと悪いことは体の傷が全く治らなくなったことでした。切り傷、擦り傷、あざ、全てが治るまでに非常に長い時間がかかりました。例えば、サッカーをしていてスライディングして芝で火傷したり引っかき傷を作ったりすると、3、4週間かかっても治らなかったのです。
この写真は、何かしなくてはと思う前の夏のものです。
人は色々な理由で体重を減らそうと思うものですが、ふられるということはその理由の中でよく聞かれるものでしょう。私の場合、4年間付き合った彼女に急にふられたことで決意しました。私の中で、何かに火がついたのです。
2週間後、BuzzFeedのプロデューサー、エヴァン・グァンさんが減量動画の出演者を募集しました。これが私が求めていた最後の一押しでした。
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翌日、私はBuzzFeedに連絡を取り、そこから健康と幸せへ向かうプロジェクトがスタートしました。エヴァンは私を、「A Tighter U」のオーナー兼トレーナーのスティーブ・ジムに引き合わせ、私とクレア、アシュリーはスティーブの下で6週間にわたってトレーニングを行いました。
スティーブは最悪なワークアウトメニューを組み、私はそれに挑戦することになりました。1週間に6日ジムでのワークアウトを行い、1週間に7日、有酸素運動をしたんです。そうです、かなり厳しいトレーニングです。

最初の2週間が最も大変でした。
睡眠の習慣を変え、朝方人間にならなければなりませんでした。朝9時に出社する前にジムで2時間のワークアウト(1時間の有酸素運動と、1時間のウェイトトレーニング)を終えるため、朝5:30に起きる必要があったのです。それは本当に最悪なことでした。知らないと思いますが、LAの交通渋滞ときたら、早朝でも悪夢のようにひどいんです。あ、ご心配なく。シャワーをする時間はありました。
3週間が過ぎるとすべてが簡単になり、ようやく体調が良くなり始めました。

よく眠れるようになり、もっと力が出るようになって、運動が気分をよくさせることに気づきました。ジムに行くのが楽しみになってきたくらいです。そして、ウェストが15センチ以上も減ったのです。
体型が変わって行くのを見て、ワークアウトをさらに熱心にやりたくなりました。
嘘は言わないことにしましょう。食生活を変えるのは最も難しい部分でした。自分自身をごまかして、食べているものを楽しむ方法を見つける必要があったのです。
「これ見て! すんごいスパゲッティとミートボールだよ!」
私はちょっとしたメンタルゲームを行うことにしました。夕食が鳥のささみと芽キャベツだとしても「スパゲッティとミートボールだ」と言うのです。頭がおかしいと思うかもしれませんが、これは効きました。酔っ払っていたのかと思うかもしれないので念のために伝えますが、トレーニング期間中、一切お酒は飲みませんでしたよ。
食事の準備は非常に重要だと気づきました。典型的な食事は、こんな感じです。

「チートデイ(ちょっとカロリー多めの日):ラザニア」
朝食:ジムの後はりんご1個を食べ、いちご、ブルーベリーとバナナ1/4、氷と水、卵とプロテインの粉末を入れたプロテインシェイクを摂る。
昼食:夜の残り物か170gから225gほどのサラダを摂る。サラダにはプロテインとドレッシングを少し含みます。そのほかは、ほんの少しのオリーブオイルとバルサミコ酢だけ使いました。
おやつ:一握りの生のアーモンドかカシューナッツ、もしくは人参とフムスの小さなパック。ヨーグルトならギリシャ風ヨーグルトですが、フルーツがすでにミックスされているものはNGです。
夕食:脂肪分が少ないタンパク質、例えば鶏肉やターキー、サーモンに加えて野菜類。私はたいてい、ローストした人参や芽キャベツ、ブロッコリやカリフラワーを食べました。
5週間目の終わりには、新しい服を買う必要が出てきました。特にパンツです。新しい服を買い始めることは、ゴールに向けて続けるモチベーションを非常に高めてくれました。

6週目になる頃には、私のエクササイズの「日課」は、本当の意味で日課になってきました。有酸素運動が楽にできるようになったので、強度を増して完了時間を早めることにしました。食事制限にも慣れてきました。健康的な食生活をするのが楽になってきたのです。いえ、勘違いしないでください。今でもピザや脂っぽいチーズバーガー、ブリトー、山盛りのアイスクリームをすごく食べたいです。でも、毎日食べたいというよりも、時々の自分へのご褒美だと考えています。
挑戦が終わり、私は自分自身の変身にびっくりさせられました。自分の横からの写真が本当だとは信じられませんでした。
減量動画の撮影が終わっても、1週間に5回ののエクササイズの日課は、ジムだったりフィットネスサービス「Class Pass」のクラスだったり、 F45に参加したりすることで続けていました。淡々とワークアウトを続けるよりも、アクティビティを時々切り替えるほうが、モチベーションが維持できるいうことがわかったんです。
減量チャレンジの5ヶ月後、私は医師の診察を受け、A1C levelsの値を確かめることにしました。それまでの厳しいトレーニングがなんらかの影響を与えているだろうということは予想していましたが、基準値を下回るほどかどうかは確信が持てなかったのです。
一週間後、医師がメールをくれました。ああ、どうかちょっとここでドラムロールを鳴らしてください。ジャジャーン! 基準値をクリア! 本当に信じられませんでした。
この変化によって、私はもっとエクササイズをしたいと思うようになり、日課のワークアウトを続けていました。ところがアキレス腱を痛めて8週の間、運動を制限することになりました。
でも、この制限期間も全く私のやる気を削ぎませんでした。まだワークアウトでできることはありましたし、休んでいる間に少し体重が増えたものの、数字が増えたことと体調をどう感じるかは別物だということに気づきました。
そして完全に調子を取り戻した後、スティーブとともにトレーニングに戻る準備はできていました。今まで以上に、自分の理想体型に近づきたいというモチベーションが高まっていたんです。
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私はこの減量プロジェクトの成果に非常に興奮しました。減量をしたことで終わりではなく、自分はまだ道半ばだということに気づいたのです。
私はずっとモチベーションを保ち、肉体的にも精神的にも負荷をかけ続けることができました。自分自身を誇りに思います。自分の目標体重に近づき続け、特に足と背中で、脂肪の中から筋肉をくっきりと浮かび上がらせることができたんですから。
たった1年前に始まったこのプロジェクトが、さらなる健康的な生活を追求することにつながり、今とてもワクワクしています。
家族や友達の支えや励ましは恐縮してしまうほどでした。こんなに自分が変われたことにびっくりしています。今後は、ときどきこの信じがたい変化と幸せな気持ちをもたらしたBuzzFeedの動画を見直して、何か一つのゴールに没頭してコミットするときに人が成し遂げられることの大きさを思い出したいと思います。
今、本当に幸せですし、これからももっと健康的で研ぎ澄まされた筋肉とともに、幸せなやつでいようと思います。ざまあみろ!
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan