台風15号の影響で、現在も千葉県の広い範囲で停電や断水などライフラインが止まっている。
被災から5日目を迎え、現地に暮らす人たちからは「限界」との声も上がっている。
13日現在で18万6千世帯で続く停電に関しては、復旧には1週間を要する可能性もあるという。また、断水も13日現在、2万7千世帯以上で続いている。そんな状況を少しでも改善しようと、有志たちが千葉県全域の給水所の情報をGoogleマップに集約し、公開した。
給水マップを作成などの活動を行っているのは、東日本大震災の復興支援を行っていた「Teen for 3.11」で活動をしていたメンバーたち。
マップの作成をはじめたのは9月12日。6時間ほどで情報の集約は完了したという。
「生活に関わる大事な情報を出すには責任を伴うと自覚しているので、出典を明記する、作成者の名前を出して連絡先も明記するなどしています」
BuzzFeed Newsの取材に、メンバーの武田彩さんはそう語る。
公開にあたり、「情報の正確性、網羅性、見やすさ、身元を示す」この4点を重視した。類似のマップも存在したが、「更新してほしい情報があった場合を取れるようにする」ことなどで差別化を図っている。
すでに、食料マップや充電情報マップを求める声も届いているという。そのほか、ブルーシート配布場所などのマップ作成も検討している。