ドワンゴが運営する動画配信サービス「ニコニコ」は12月4日、約16年間月額500円(税別)で据え置きだったプレミアム会員料金を値上げすると発表しました。
ニコニコが2007年から提供していた「プレミアム会員」は多くの広告を非表示化し、視聴・配信画質を向上させることができるなどさまざまな特典を受けられる有料会員サービスです。
サービス提供時から一度も値上げせずに提供してきた会員料金ですが、2024年3月1日から値上げすると発表。料金は現在の月額550円から、790円となります(Apple ID / Google Play定期購入では、720円から990円になります)。
ドワンゴは値上げの理由について「システムの改修や新機能の追加などニコニコの未来に向けたアップデートを今後も続けていくため」と記載しており、プレミアム料金から得られる収益は「運営・開発のほか、コンテンツ調達・イベント制作・クリエイター奨励プログラムの原資」として活用されるとのことです。
また、一般会員・未ログインユーザーが、混雑時間帯に動画を視聴した場合に低ビットレートでの視聴となる「エコノミーモード」について、同じく2024年3月1日に撤廃。いつでも最高720p画質(プレミアム会員は1080p画質)で視聴可能となるなど、サイト機能の強化を続けていくと発表しました。
SNSでは、
💬「倍くらいになるのかな……と思ってしまったけど、240円の値上げなので一安心」
💬「こんなに長い期間据え置きだったのは企業努力だと思います」
と、16年据え置きだったという事実に驚くコメントが寄せられる一方、
💬「現状は790円ほどの価値を感じていない」
💬「昔はプレミアムじゃないとニコ生(生配信)できなかったけど、今はできるからな~」
と解約を検討するユーザーのコメントも見られました。