無限に続く地下通路から脱出することを目指す、個人開発のPCゲームが話題になっています。
「どう見ても実写の地下鉄なんだが……」「え? これゲームなん? すげぇリアル」とその精巧さに驚愕した人からのコメントが多く寄せられました。
個人でPCゲームを開発しているコタケノトケケさん(@NOTOKEKE)は11月3日、11月中にリリース予定のWindows 10向けゲーム『8番出口』(Steam)の販売ページと紹介動画を投稿しました。
動画には、UnrealEngine5で制作されたという現実と区別がつかないような精巧さで表現された、日本の地下鉄駅のような場所が描写されています。よく見た風景なのに、白いタイル張りの無機質さや息が詰まるような閉塞感を感じますね……。
ここはいくら歩いても出口にはたどり着けない「無限に続く地下通路」だとされており、走って脱出を試みても、また同じ景色がループしてしまいます……作品の概要には、
・「異変を見逃さないこと」
・「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」
・「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」
・「8番出口から外に出ること」
と書かれていますが、果たしてこの場所から脱出することはできるのでしょうか?
投稿には、
💬「実写合成にしか見えねえ、すご」
💬「これはまさに日本の地下鉄。その微妙に汚れたタイル! 懐かしいです」
💬「マジでゾッとする……あーもう地下道歩けないよ……」
といったゲームグラフィックへの称賛や、
💬「博多駅降りたときの俺」
💬「このゲーム遊ばなくても梅田駅でいつも脱出ゲームやってるよ」
など「地下鉄で迷うのあるあるだよね」というリアクションが多く寄せられており、「仙台」「名古屋」「札幌」など全国各地の地下鉄駅に似ているというコメントも。
作者に取材しました
――「無限に続く地下通路に閉じ込められている」という設定を思いついたきっかけはどういったものでしたか?
地下通路はなんとなく不気味な空間で好きだったのと、ループ物のゲームを作りたいと思っていました。
――実際に地下通路で出口が見つからずに迷った経験はありますか?
何度もあります。
――日本の鉄道駅の地下通路のようにも見えますが、具体的にどこかモデルにした駅はありましたか?
こちらはまだ秘密です。
――コタケノトケケ様がゲームを開発する上で、特に意識していることはなんでしょう?
自分が体験したい事をゲームにしています。例えば8番出口は無限に続く地下通路に迷い込んでみたかったというものです。
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既視感のある光景が不気味さを際立てる同作は、11月中にリリース予定。
想定プレイ時間は15分~30分、動画配信については「個人、法人問わず、許諾なしで配信が可能」となっています。