第19代王者・令和ロマン『M-1グランプリ2023』優勝会見レポート! 賞金1000万円は髙比良へ「僕が悪いので全部あげます」

    22年ぶり! 中川家以来の快挙となる決勝戦トップバッターでの優勝! 令和ロマンが第19代『M-1』王者に!

    ©M-1グランプリ事務局

    24日に開催された漫才日本一を決める『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で8540組の頂点に立ったお笑いコンビ「令和ロマン」が同日夜、東京・港区のテレビ朝日で優勝記者会見に出席した。

    激戦の末、王者となった令和ロマンは会見で「うれしい」を連呼。髙比良は「トップバッターで残っちゃったので、責任は果たさなきゃと思いました」と1番手のプレッシャーを感じていたそう。

    2020年の「NHK新人お笑い大賞」の話になると、このときも「さや香」との優勝争いで勝ったため、「“さや香キラー”って呼ばれたい(笑)」と2人で笑い合う場面も。しかし、コロナ禍だったこともあり、髙比良は「全員しんどかったし、いっぱい芸人が辞めちゃいました。僕らはギリギリ食えいてたのでがんばらないと、という想いはありました」と吐露。松井も「ヨネダ2000が同期なんですが、6年目で2組『M-1』の決勝に行っているので、少しでも箔の付いた同期になれるように」と芸人仲間たちへの想いを語った。

    ©M-1グランプリ事務局

    賞金の1000万円については、以前ラジオ番組で松井が「全額髙比良にあげる」と発言しており、松井は「どうせそうならないと思って言ったんですが、その賭けに負けた僕が悪いので全部あげます!」と堂々の宣言。「よっしゃ! マジ!?」と驚く髙比良に、「ネタ選びも戦略も全部やってくれて。ほんとに感謝している。その代わり素晴らしい使い方をしてほしい」とリクエストすると、髙比良は、本日行われた「有馬記念」で100万円負けたことを衝撃告白。「体からどんどん温度が消えて(笑)。でもそのおかげで優勝できたといっても過言ではないです」と笑い話にしていた。

    決勝でしのぎを削ったヤーレンズとは、今年1年一緒にツーマンライブを毎月やってきた仲だけに、松井は「去年の敗者復活戦でツーマンライブをやると決めて、決勝に2組とも行けたのはすごいこと。ライブでも最終の3組に残ろうと話していて」「あれが僕たちの目指した世界です」と感無量の様子。髙比良も「昔からお世話になっているので、ヤーレンズさんがウケているときが今日一番感動しました」と明かした。来年リベンジするであろうヤーレンズに向けて髙比良は「頂きで待つ、それだけです」とメッセージ。

    番組最後に自身も来年出場することを明言しており、「出たいです、(決勝は)3位ですもん。670点くらい出したいですよ」と改めて王者としてさらなる高みを目指したい様子だった。

    ©M-1グランプリ事務局

    令和ロマンが第19代『M-1』王者となった『M-1グランプリ2023』決勝戦・最終決戦と優勝会見の模様はTVerで見逃し配信中。

    👉TVerで『M-1グランプリ2023』関連動画を見る

    ■令和ロマン

    2018年結成 吉本興業所属

    高比良くるま(タカヒラクルマ)1994年9月3日生東京都出身

    松井ケムリ(マツイケムリ)1993年5月29日生神奈川県出身

    ※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています。