「漫才師でもない奴が何故審査をするんだと非難もされ…」あの『M-1』辛口審査員が勇退。芸人たちに送ったエールとは?

    8540組の漫才師の頂点が決まる12月24日(日)クリスマスイブの「M-1グランプリ」のMCが決定しました。

    12月7日(木)の準決勝で、ついにファイナリスト9組が決定し、史上最多となる8540組の漫才師の頂点が決まる12月24日(日)クリスマスイブの『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)

    その決勝戦のMCと、最後の1枠を目指し熾烈な戦いが繰り広げられる敗者復活戦のMCが決定した!

    ©ABCテレビ
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    12月24日(日)よる6時30分放送の決勝戦は、コンビを組んで13回目となる今田耕司と上戸彩! そして12月24日(日)午後3時放送の敗者復活戦のMCには陣内智則と西野七瀬が就任。今年から会場を新たに屋内とし、観客動員数が1500人を超える(見込み)ビッグイベントとなる。  

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    また今年は、決勝戦の翌日のクリスマスに「M-1グランプリ」の舞台裏を見せるスペシャル番組を生放送! 2日連続で「M-1グランプリ」がゴールデンタイムを占拠する。

    さらに、決勝戦1週間前の12月17日(日)には、「超お宝映像で振り返る! M-1衝撃の瞬間SP」を放送するが、なんとその番組内で審査員を発表することとなった。

    また2018年から5年にわたり、審査員を務めた立川志らくさんが、今年、審査員から勇退することがわかった。

    落語界の隆盛な時代を築き、20人近くの弟子を抱える志らくさんは、落語家という顔だけでなく、映画評論家、劇団主宰という幅広い分野に精通。その視野の広さで、「M-1グランプリ」のファイナリストたちの審査をし、志らくさんのファイナリストへの賛辞は、若き漫才師たちの背中を力強く押し続けた。

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    立川志らくさんコメント

    5年もの長い間、若い才能の塊の芸に触れる事が出来て感謝しております。

    当初は漫才師でもない奴が何故審査をするんだと非難もされましたが、私としては漫才師No.1を決めると同時に明日のお笑いのスターを決める大会でもあると思っていたので落語家がいてもいいのではとそういう思いでやってきました。

    あとランジャタイをはじめとするヨネダ2000、トム・ブラウンのようなぶっ飛んだ漫才を高評価する審査員として一部ファンに支持されてきました。私が審査員から卒業することで中には志らく枠が消えてぶっ飛んだ漫才が不利になるという意見も耳にしました。でも多くの人が見ています。ダウンタウンも当初は際物扱い。それが今やトップスター。ダウンタウンのようにマニアックが天下を取ればカリスマになれる!

    そしてもうひとつ。魅力ある漫才師を目指して。どんなにテクニックがあっても魅力には太刀打ち出来ないんだから。勿論正統派も頑張って! みんな頑張って!  

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    ※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています。