「これ、なんていうクルマですか?」バイクで追いかけて質問。ロッチ中岡が愛車「117クーペ」との運命的な出会いを振り返る

    イタリア人の世界的なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロさんが手がけた名車です。千原ジュニアさんに「身体張って、命削って働いてるんやからもういいやろ」に背中を押されて購入したそうです。

    お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さんが、現在の愛車「117クーペ」との運命的な出会いをテレビ番組で語りました。

    お笑いコンビ「おぎやはぎ」がMCを務めるBS日テレのクルマ番組『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!』。

    11月18日の放送回では、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一さんが、初めて購入したクルマや自動車部品の製造工場で働いてた時代の思い出を振り返りながら、これまでの愛車遍歴を紹介しました。

    中岡さんの現在の愛車「117クーペ」とは?

    中岡さんは2005年にコカドケンタロウさんとお笑いコンビ「ロッチ」を結成。2009年にはキングオブコントの決勝に進出したほか、2014年に日テレの冒険バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で準レギュラーになるなどブレイクしました。

    そのころは「ホンダ・フィット」に乗っていた中岡さんでしたが、41歳になった2018年に運命的な出会いがありました。それがいすゞ自動車の名車「117クーペ」です。現在はトラックやバスの製造で知られる同社が、1968年から1981年にかけて製造した乗用車です。

    デザインを手がけたのは、イタリア人の世界的なカーデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロさんです。SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知られるデロリアン DMC-12や、ラリーで活躍した初代ランチア・デルタなどを手掛けたことで知られています。

    117クーペもスポーティーなスタイルでありながら、どこか上品な雰囲気を感じさせるシルエットは、国内外で高い評価を得ています。

    117クーペと路上での運命的な出会い

    バイクで路上を走っていた中岡さんは、横切ったクルマを見て「かっこえぇなぁ!」と気になったそうです。「車を買うなら国産車」と決めていましたが、117クーペのフロントグリルにある唐獅子のエンブレムを見て「このマーク知らなかったんすよ」「これなんだぁ?」と思ったそうです。

    追いかけて信号で止まったタイミングで「これ、なんていうクルマですか?」と声をかけたところ、「これ、117っていうんだ」と運転していた男性に教えてもらったそうです。「もう一目惚れです」と振り返りました。

    それから同じクルマを探して半年後、中岡さんが持っているオートマ(AT)の免許でも運転できる117クーペを探していると、奇跡の1台が見つかったと連絡が入りました。

    本来なら角型ヘッドライトを装備する後期モデルでしたが、前オーナーがフロント部分をカットして、中岡さんが惚れた前期~中期モデルと同じ丸型ヘッドライトに仕立て直したカスタムモデル。しかもAT仕様……!

    「身体張って、命削って働いてるんやからもういいやろ」千原ジュニアさんに背中を押されて購入

    それまで中岡さんは「ネタを書いてる人よりもあんまり良いものを持たないほうがいい」と、ロッチのネタを書いている相方・コカドさんに対しての遠慮があったそうです。

    そんな中、芸人の先輩である「千原兄弟」の千原ジュニアさんに「体張って、命削って働いてるんやからもういいやろ」と背中を押され、「そうですよね〜」と購入を決めたというエピソードも披露しました。

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    かつては自動車部品工場に勤めていた中岡さん。コルサ、ハイラックスサーフなどにも乗っていた

    番組では、かつての愛車であるトヨタ・コルサ、トヨタ・ハイラックスサーフが実際に登場するほか、自動車部品工場に勤務していた時代を思い出しながらクルマの部品を解説するコーナーなど、約46分の中に中岡さんのクルマ好きな一面がたっぷりと詰まっていました。

    Tverでは11月25日午後8時59分まで見逃し配信中です。