「アルファショック」を引き起こした伝説のカメラがカプセルトイに。MINOLTA α-7000を「当てるまで回します」と歓喜する声

    コニカミノルタ150周年で企画された商品。α-7000は同社から「絶対に入れたい」という要望でラインアップに入ったそうです。

    1985年に「アルファショック」と呼ばれるほどの衝撃を業界に与えた伝説のカメラが、カプセルトイになりました。「MINOLTA α-7000」です。

    カメラが自動的にピントを合わせてくれる「オートフォーカス」の先駆け的な存在。世界初の実用的オートフォーカス一眼レフカメラとして大ヒット商品になりました。

    10月20日から順次発売される「MINOLTA α-7000」のカプセルトイ(ケンエレファント提供)

    本物のα-7000の幅は13.8センチだったのに対して、今回のカプセルトイはわずか5センチ。手のひらサイズではありますが、極めて精巧にできています。SNSでは欲しがる声が続出しています。

    💬 「マジか!!熱すぎる。α-7000当てるまで回します」
    💬 「このミニチュアのα-7000と実家にある父親のα-7000と並べたい」

    筆者も1985年当時に欲しかったのですが、小学生の自分には高価すぎました。代わりにPENTAX A3 DATEというマニュアルフォーカスの一眼レフを親に買ってもらったのを覚えています。

    あれから38年、このカプセルトイだったら手が出るかも……。

    2020年に未来技術遺産に登録された「MINOLTA α-7000」(国立科学博物館提供・時事通信社)

    コニカミノルタの創業150周年で企画されたものでした

    発売元のケンエレファントによると、今回のα-7000のミニチュアは「コニカミノルタ ミニチュアコレクション」に含まれているもの。

    カプセルトイは1個500円(税込)。ブラインドBOXは1個550円(税込)となっており、10月20日から全国で順次発売されるそうです。

    コニカミノルタ創業150周年の記念企画として、1970年代から90年代にかけての3製品がミニチュア化されました。

    コニカミノルタの公式サイトによると、同社はコニカとミノルタという2つのカメラメーカーが2003年に経営統合して誕生。コニカの創業は1873年なので、2023年で150周年を迎えたことになります(ミノルタは1928年創業)。

    数あるカメラの中でこの3機種を選んだ理由は?

    商品ラインナップは全4種となっています。

    ・KONICA C35 EF / Sakuracolor400 フィルム
    ・MINOLTA α-7000
    ・撮りっきりコニカMiNi / ネガフィルムセット
    ・撮りっきりコニカMiNi / ミニフォトアルバム


    「撮りっきりコニカMiNi」が2パターンあるため、カメラの機種でいうと3機種になります。数あるコニカミノルタのカメラの中で、なぜこのラインアップになったのでしょうか。

    BuzzFeed Japanではケンエレファントの担当者に、商品のセレクト理由を聞きました。

    KONICA C35 EF、MINOLTA α-7000

    「この2機種はコニカ・ミノルタそれぞれを代表する製品であること、コニカミノルタ側からも『絶対に入れたい』という要望のある製品でした」

    撮りっきりコニカ

    「こちらはケンエレファントがどうしてもラインナップに入れたかった商品です。企画担当者が世代的にかなり利用していた製品だったことと、当時はフィルムを現像してアルバムやネガ入れをもらうのが普通でしたので、世間一般の生活に根付いていたカメラである「撮りっきりコニカ」を入れたい!という思いがありました」

    「KONICA C35 EF / Sakuracolor400 フィルムのカプセルトイ」の写真

    ケンエレファント提供

    「MINOLTA α-7000のカプセルトイ」の写真

    ケンエレファント提供

    「撮りっきりコニカMiNi / ネガフィルムセット」のカプセルトイの写真

    ケンエレファント提供

    「撮りっきりコニカMiNi / ミニフォトアルバム」の写真

    ケンエレファント提供