米大統領選、期日前に1億人投票済み 大勢判明はいつ?結果確定の前に勝利宣言?「赤い蜃気楼」シナリオとは

    世界が注目するアメリカ大統領選の投票が11月3日(現地時間)に行われる。仕組みと見所、そしてささやかれるシナリオとは。

    頂点の決戦。投票できるのは2億3900万人

    「直接投票」ではない。

    焦点は郵便投票の行方

    期日前と郵便で1億人が投票。投票率も上昇か

    「郵便投票で不正が起きる」と主張してきたトランプ氏の狙いは

    RIGGED 2020 ELECTION: MILLIONS OF MAIL-IN BALLOTS WILL BE PRINTED BY FOREIGN COUNTRIES, AND OTHERS. IT WILL BE THE SCANDAL OF OUR TIMES!

    トランプ氏は、早い段階から「郵便投票で不正が起きる」「外国がつくった偽造票が紛れ込む」などと、根拠を示さないまま主張し続けてきた。

    5月には、郵便投票で不正が起きると主張するトランプ氏のツイートに、Twitter社が「郵便投票に関する事実はこちら」と警告を付けて報道機関などのツイートやリンクを紹介するページに飛ぶようにした。

    連邦選挙委員会や各州の選管当局、そして米郵政公社はこうした「疑惑」を否定してきたが、トランプ氏の批判は止まっていない。

    一般的に国政選挙での不正は、独裁的、強権的な政権が、国政選挙を行うことで「民主的」な装いを繕い、裏で自らの勝利を確実にするため権力を使って結果をゆがめるために行うものだ。

    民主主義国家のアメリカで、現職大統領の座にある人物が選挙前から不正が起きると叫ぶのは、極めて異例だ。それに、もし本当に不正が懸念されるというならば、行政府の長として自らの権限を使い、不正対策を徹底するのが先決だろう。

    過激なツイートを続けるには、何か狙いがあると思われてきた。

    郵便投票はバイデン氏支持層が多そうだ。理由の一つはコロナ対策

    郵便投票の開票は1日では終わらない

    民主党が恐れる「赤い蜃気楼」と、トランプの一方的勝利宣言

    UPDATE

    郵便投票者数などのデータを最新版にアップデートしました。