史上初めてW杯の決勝トーナメント進出を決めた日本を因縁の対決が待っている。
W杯2回優勝の強豪、南アフリカとの闘いだ。
なぜ「因縁」なのか。
前回W杯で日本は南アを撃破した。「スポーツ史上最大の番狂わせ」と報じられた勝利から、日本ラグビーの快進撃が始まったからだ。
この勝利は世界を震撼させた。W杯を主催するワールドラグビーは「W杯史上最大の衝撃」と評価した。
南アの特徴は、屈強なフィジカル
そして驚異的な速さのウイング
日本の強みはスピード、スタミナ、そして組織力
W杯公式サイトは「日本の強みは、ラグビーの常識を覆すプレー」と高評価
日本はキックへの対処に要注意
海外メディアの予想は南ア有利...
海外メディアは一様に、南アが有利と見ている。
英ガーディアン紙は、W杯の一次リーグで敗退したことがなく、2度の優勝を経験した南アと、決勝トーナメント初進出の日本の立場の違いを、こう表現した。
「南アにとって、W杯はこの試合から始まるように感じている。一方で日本にとって、ここまでのドラマは、すでに大きな転機だった」「日本の栄光がさらに続くとは考えにくい」
そのうえで「世界のラグビー界は日本の勝利を願っているが、南アほど空気を読まないチームもない」と、南アの勝利を予想した。
英テレグラフ紙も、「スコットランドと日本はともにハイテンポで似た闘い方だったが、日本の方がより巧みだったから勝った。一方で南アは身体が大きく、スコットランドのようにスペースを与えない」とし、「南ア37-17日本」と予想した。
ラグビー大国ニュージーランドのニュースサイトstuffは「日本はホームの大観衆のサポートを受けるが、南アが10点差で勝つ」との見方を示した。
英国のブックメーカー、ウイリアムヒルは南アのオッズを1.18倍、日本を5.5倍と設定、南ア有利とみている(10/19現在)。
「奇跡」といわれた2015年の勝利を超え、これから日本がW杯で「勝って当然」と言われるチームとなれるか。
その進化と真価が問われる試合となる。
日本代表には南ア代表資格がある選手が3人いる。
決戦の行われる10月20日は「ミスター・ラグビー」と呼ばれた日本のレジェンドの命日でもある。
キックオフは10月20日午後7時15分。東京スタジアムで。
日本の力をぶつけましょう。 #ONETEAM #japan #日本代表 #SouthAfrica #南アフリカ
先発する予定の中村亮土選手の決意