「どうすれば死ねるか考えていた」グラミー賞を受賞したビリー・アイリッシュが伝えたいこと

    ビリー・アイリッシュは、グラミー賞で、最優秀新人賞、年間最優秀楽曲賞、年間最優秀レコード賞、年間最優秀アルバム賞の主要4部門「ビッグ・フォー」を制覇した。それでも彼女は、過去について「とても不幸だった。すごく惨めで、喜びもなかった」と語った。

    グラミー賞で主要4部門を独占した、歌手のビリー・アイリッシュ。彼女の歌は、世界中の人々の心を掴みました。

    ビリーは、数年間で知名度を急上昇させました。しかし、精神面で不安定な日々を送っていました。

    CBSのインタビューでは、2018年は「とても不幸だった。すごく惨めで、喜びもなかった」と語ります。

    「悲観的にはなりたくないけど、17歳になれるとは思ってなかった」

    「ベルリンでホテルに一人でいたとき、ちょうど窓があって。そこで、泣いたのを覚えてる。どうすれば死ねるか考えて、死のうとしてたから」

    『Bury A Friend』の歌詞にある「I wanna end me(自分を終わらせたい)」で自分のことを歌っていたと話します。

    死ぬことへの欲求を止めてくれたのは母でした。

    治療と家族のサポートのおかげで精神面は回復したと、ビリーは言います。そして、同じような苦しみを抱えるファンを励ましています。

    「私は、ただ彼らの肩を掴んで言うだけ。『どうか自分を大切にして、自分に優しく、そして親切に。もう一歩は踏み出さないで、自分をこれ以上傷つけないで』って」

    応援してるよ、ビリー!

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    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:藤原哲哉