7月5日(日)に、東京都知事選挙が実施されます。
新型コロナウイルスの感染が収束の様子を見せない中、投票所では、どのような感染症対策が行われているのでしょうか?
東京都選挙管理委員会が実施する対策、そして有権者に「お願い」している感染症対策を紹介します。
まず、入り口には「アルコール消毒」
東京選管によると、各投票所や期日前投票所には、アルコール消毒液が設置されています。
投票管理者、投票立会人、投票所スタッフは皆、マスクを着用しています。選管は有権者にも、マスク着用を呼びかけています。
マスク着用のほか、咳などをする時はティッシュやハンカチ、上着の袖などで鼻と口を覆う「咳エチケット」も徹底しましょう。
飛沫飛散防止のビニールシートの仕切りを設置
投票所に入ったら、まず最初に向かうのが名簿対照係と投票用紙交付係が座るテーブル。
テーブルには、飛沫飛散防止のための、ビニールシートが設置されています。
ここで投票用紙を受け取って、記載台に向かいます。
自宅から鉛筆を持ってきても大丈夫!
東京選管によると、投票所に設置されている鉛筆は、使い終わったら「使用済み」などと書かれたカゴなどに返却する仕組みで、その後、消毒されます。
しかし、他の有権者が触った鉛筆を触りたくない人は、自宅から鉛筆を持参しても大丈夫です。
投票用紙の材質上、ボールペンだと文字がにじむ可能性があるため、鉛筆が推奨されています。
投票所内でも、人と人との間隔をあけて
期日前投票所となった東京都杉並区などの会場では、記載台でも、有権者同士が密接しないように、間隔をあける工夫がなされました。
投票所では、前の人と人との間隔をあけるための停止線などが引かれています。
選管が6月、市区町村に配布した選挙でのコロナ対策に関するガイドラインでは、投票所外で順番待ちをする有権者の間隔も、2m程度(最低1m)確保するよう呼びかけています。
記載台も定期的に消毒
鉛筆のほか、記載台など不特定多数の人が触れる箇所は、定期的に消毒されます。
また、投票所では、窓や扉を開けて定期的に換気がされます。
投票箱に投票用紙を入れて完了。帰宅したら手洗いを!
銀色の投票箱に候補者の氏名を書き込んだ投票用紙を入れて、完了です。
鉛筆を借りた人は、使用済みのカゴに入れて返却します。
投票箱の前に座っている、投票立会人の前にも、飛沫飛散防止のビニールシートが設置されています。
投票が終わってから、また帰宅したら、忘れずに手洗いをしましょう。