「今日してもいい？って聞く」「言わないとわからない」「でも難しい」
大学生たちに「性的同意」について話を聞いたら、色々な意見が集まりました。
付き合っている仲でも、夫婦間でも、同意の上で性的な行為に進むことはとっても大切。
皆さんは、パートナーや配偶者と性行為をするときの「性的同意」、どうとっていますか？
BuzzFeedが開いた座談会で、同意の取り方について答えてくれたのは、17歳から21歳までの10人。
同意の取り方については、こんな意見がありました。
「僕はもう全部口頭で聞きますね。言わないと分からないですから。流れはもちろんあると思うんですが、それってお互いに若干の誤差があるじゃないですか」（キサリさん・20歳）
「今日してもいい？くらいは聞く。いい？って抱きつきながら耳元でひっそり言うぐらいだったら、雰囲気作りの一環でもあるかなって」（エリさん・21歳）
「セックスに限らずどの過程でも同意が必要で、どちらかがイヤだったらそれを納得して、待つなり止めるなりすることが大事かなって自分は思います」（ツバサさん・20歳）
一方で、なかなか言葉で同意を取ることが難しく感じるという意見も。
「付き合った人としかそういう行為をしないんですけど、だからこそ同じテンポでいける人って分かったらもう流れに任せちゃう」（レイナ・17歳）
「長く付き合ってて安定してますって時だったら、もうキスで『今日はしたくないのかな』って気づくところもあるし。だからわざわざ言葉で確認する必要はないのかなって…」（タツヤ・20歳）
性的同意について、産婦人科医の高橋幸子先生はBuzzFeedの取材に、こう話していました。
「空気を読む、ではなく言葉で相手の気持ちを確認しましょう。親密な関係になって、お互いがわかるサインのようなものができるまでは、言葉で確認が必要です」
「また、サインでわかる間柄になった、と思っていても、毎回、心からの同意なのか、お互いに思いやることが大切です」
そもそもなんで同意が大切なんだっけ…？
初めての相手でも、親しい関係の相手でも、性的な行為の前の同意が必要な理由は、同意がない性行為は「性暴力」に当たるからです。
内閣府による2020年の調査では、交際相手や配偶者との間でも、性被害が起きていることが明らかになっています。
全国の20歳以上の男女5千人を対象に行われた「男女間における暴力に関する調査」では、「無理やりに性交等をされた被害経験」があると答えた142人のうち、加害者の上位を占めていたのは現・元交際相手や、現・元配偶者間でした。
加害者の中で1番多かったのは「交際相手・元交際相手」（28.9％）。次に「配偶者（事実婚や別居中を含む）」（16.2％）が続きました。「元配偶者（事実婚を解消した者を含む）」と答えた人も10.6％いました。
男女別では、女性の方が交際相手や配偶者らから被害を受ける割合が高く、「交際相手・元交際相手」が31.2％、「配偶者」が17.6％、「元配偶者」が12.0％でした。
📣「性的同意」の取り方について、あなたの経験を教えてください
親しい間柄でも、きちんと気持ちを確認して、相手から得ることが大切な性的同意。
皆さんは性行為の前の同意、どう取っていますか？
パートナーや夫婦間で決めている同意の取り方や、言葉、サインなどがあれば教えてください。
また、性的同意の取り方で悩むことや、パートナーとどう話し合ったかなど解決法などもあればぜひ経験談をお寄せください。
ご意見は匿名で大丈夫です。後日、皆さんの声を記事にして公開します。
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