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「14言語で電話相談、受け付けます」コロナ禍で困窮する外国人住民のため、国がヘルプデスク設置へ

新型コロナウイルスの感染拡大で、仕事や生活に影響を受けている外国人に対し、国が14言語対応の「FRESCヘルプデスク」を9月1日から設置します。

新型コロナウイルスの影響で仕事や生活に影響を受けている外国人の住民を対象にした、電話相談「FRESC(フレスク)ヘルプデスク」が9月1日から始まります。

出入国在留管理庁によると、電話番号は「0120 76 2029」で、平日の午前9時~午後5時に14言語で実施されます。

電話相談が実施される言語は、以下の14言語です。

日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語、タイ語、インドネシア語、ミャンマー語、クメール(カンボジア)語、フィリピノ語、モンゴル語

電話相談は無料で実施され、新型コロナの影響で、失職したり仕事が減ったりして、生活に困っている外国人の相談にのり、サポート制度や給付金制度などについて伝えます。

FRESC(フレスク)は、7月に東京都新宿区四谷に開設された、外国人在留支援センターのこと。

休業支援金・給付金の案内、9言語で

また、日本に住む外国人が対象となっている支援金や給付金などの案内も、多言語で掲載されているものがあります。

厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」の案内についてウェブサイト上で、9言語での案内を出しています。

この支援金・給付金は、コロナの影響で休業させられた中小企業に勤める労働者で、休業中に賃金(休業手当)を受けることが出来なかった人が申請できます。

多言語での案内はこちらの9言語。

やさしい日本語中国語(中文)ベトナム語(Tiếng Việt)タガログ語(Tagalog)インドネシア語(Bahasa Indonesia)タイ語(ภาษาไทย)英語(English)カンボジア語(ភាសាខ្មែរ)ミャンマー語(မြန်မာဘာသာ)

また政府は、コロナの影響での収入の大幅減によって生活に困っている人を対象にした、「生活福祉資金の特例貸付」も実施しています。生活を立て直すまでの生活費などを借りることができます。

その案内についても、厚生労働省のウェブサイトに、英語(English)スペイン語(Español)ポルトガル語(Português)韓国語(한국어)中国語 簡体ベトナム語(Tiếng Việt)で、説明が掲載されています。

技能実習生、別職種への転職可能に。専用の電話相談窓口も

外国人技能実習生をめぐっては、実習の期間が終了したにも関わらず、コロナ禍で母国に帰国できないなど、日本で困窮した状況に陥っている人が多く出てきています。

これまでは、技能実習修了者は、同じ職種カテゴリー内でのみ転職が可能でしたが、このような状況を鑑みて、出入国在留管理庁は、9月初旬から、異なるカテゴリーでの転職を認めることを発表しました。

森まさこ法務大臣は8月25日の会見で、異業種への転職許可に関して「生活基盤の安定を図る」ことを理由として述べています。

実習生たちは今回、政府が設置した「FRESCヘルプデスク」にも相談ができますが、それとは別に、外国人技能実習機構に8言語で相談ができる電話窓口もあります。

各言語の番号と相談が可能な曜日は以下の通りです。

・ベトナム語(Tiếng Việt): 0120-250-168 月曜日から金曜日まで  

・中国語(ちゅうごくご):0120-250-169 月曜日・水曜日・金曜日

・インドネシア語(Bahasa Indonesia):0120-250-192 火曜日・木曜日

・フィリピン語(Pilipino):0120-250-197 火曜日・土曜日

・英語(English):0120-250-147 火曜日・土曜日

・タイ語(ภาษาไทย):0120-250-198 木曜日・土曜日

・カンボジア語(ភាសាខ្មែរ):0120-250-366 木曜日

・ミャンマー語(မြန်မာဘာသာ):0120-250-302 金曜日



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