日本最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド2021」が4月24日〜5月5日にかけて開催されています。
新型コロナウイルスの影響を受けて、2020年に続き、今年も各種イベントはオンラインで実施。
4月25日には、様々なゲストが登場するトークライブ「#おうちでプライド2021」が配信され、動画クリエイターのkemioさんがビデオメッセージを寄せました。
「私って私じゃんと思えるように」
kemioさんは2019年に出版したエッセイ本『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』で、ゲイだとカミングアウト。
メッセージ動画の中では、自分のセクシュアリティを公表することで、自分を見る目が変わってしまうんじゃないかと考えていたけれど、「2年経って振り返ってみると、本当にカミングアウトしてよかったなと思う瞬間がいっぱいあります」と語り、こう続けました。
「(カミングアウトをしたことで)やっぱりこうしてLGBTQコミュニティの色んな方と触れ合える機会ができたりとか、なんといっても『あ、私って私じゃん!』とすごく思えるようになりました」
「徐々に日本社会でも、LGBTQのコミュニティに対して、温かい意見が出てきたり、色んな企業がサポートしてくれたりとか、すごくいい動きが起きているなっていうのを、自分も肌で、目で、耳で、五感で感じています」
「あなたの人生は、あなたが監督」
「そんな中でも、まだまだまだ批判的な意見があったりして、私たちで声をあげて、より良い社会を作っていこうっていう動きをしなきゃいけないなぁって感じる部分もあったりします」
「でも、世の中や社会で『これが普通だ』『ああであるべき』『こうであるべき』とか色々なことを言ってる人がいますけれど、そういうのは結果的にエキストラなんです」
「やっぱり自分の人生って、あなたが監督で、あなたがディレクションするんです」
「だからそんなエキストラの意見はシャットダウンして、自分の生きたいように、自分のやりたいように、自分の人生を楽しんでくれたらいいなと思います」
「もし『自分は一人だなあ』とか心細く感じる瞬間があったら、このコミュニティのことを思い出してください」
🏳️🌈🏳️🌈🏳️🌈🏳️🌈🏳️🌈
LGBTQをはじめとする性的マイノリティの存在を社会に広め、“性”と“生”の多様性を祝福するイベント「東京レインボープライド」。BuzzFeed Japanは2021年4月23日(金)〜5月1日(土)にかけて、性的マイノリティに焦点をあてたコンテンツを集中的に発信する特集を実施します。
特集期間中、Twitterではハッシュタグ「#待ってろ未来の私たち」を使って、同性婚やパートナーシップ制度などのトピックをはじめ、家族のかたちに関する記事や動画コンテンツを発信します。
同性婚の実現を求めて全国のカップルが国を訴えた裁判や、各地でのパートナーシップ制度の広がりなど、少しずつ社会が変わり始めている今だからこそ、「より良い未来に生きる私たち」に向けて、「2021年の私たち」からのメッセージを届けます。