10月11日は国際ガールズ・デー。さまざまな業界で活躍する女性に、小学生がインタビューしてみました🧚♀️
小学6年生のりあなさん(@rhiana0312_official)の質問に答えてくれたのは、タトゥー医師法裁判やGPS捜査裁判などを担当してきた弁護士の亀石倫子さん。
弁護士って、実際どんなお仕事なの…?「みっちゃん」こと亀石さんに教えてもらいました📚
1. 弁護士ってどういうお仕事ですか?
みっちゃん:ケンカになっちゃっている、争っている人たちのどっちかの側に立って、裁判とかをやったり、裁判になる前にそのケンカを解決したりとかするお仕事です。
2. どうやったら弁護士になれるんですか?
みっちゃん:司法試験っていうすごい難しい試験があって、それに合格しないといけないんですね。
りあな:どんなことが出るんですか?
みっちゃん:民法とか、会社法とか、刑法とか。私は1日に12時間くらい勉強したかな。
りあな:え~~~😨😨😨
3. 弁護士はいつからなろうと思いましたか?
みっちゃん:私は一回普通に会社員してたんですけど、自分に向いてないな~と思って、もっと自由に働きたいなーと思ったんだよね。
弁護士ってさ、スーツを着て、バッジをつけて、真面目なイメージなんだけど、私はいつも自分の好きな服を着て、弁護士のバッジもつけたことがないんだよね。
私、弁護士になって10年経つのね。でも、バッジは10年前にもらった時のまんま。ピッカピカなの。
4. 女の弁護士って結構いますか?
みっちゃん:女の弁護士はどれくらいだと思う?10人弁護士いたら、何人くらいが女の人だと思う?
りあな:3人…?
みっちゃん:おお~近い。2人でした。
りあな:少ない…
みっちゃん:少ないよね。もっと増えて欲しいなって思う。
5. 怖い目にあったこととかありますか?
みっちゃん:それがね、全然なくて。
まず(拘置所などで)会った時も透明の板があるから、いきなり叩かれたりとか、そういうことは絶対ない。
あと、悪いことをしたと思われて警察に捕まってる人って、みんなから怒られてるわけ。だから、私が弁護するために行ったりすると、みんなすごく感謝してくれるのね。
逆に、世間から見たら「あんな悪いことをした人の弁護をするなんて」って、私も悪い人だって思われたりするのね。
だから、むしろ私が怖い思いをするのは、悪いことをしたかもしれない人じゃなくて、世間の人から色々バッシングをされて、怖い思いをすることが多いの。
それでも、この人を守ってあげるっていう立場なの。
6. 悪いことをした人の味方をするのは、なぜですか?
まず法律で、そういう人であっても弁護士がつかなきゃいけないよっていうことが決まってるのね。
悪いことをした人の味方に誰もなりたくないじゃない?誰もやりたくないから、それはすごく大事な仕事だなと思っていて。そういうことをするのが、私のお仕事なんだって思ってるから。
亀石倫子(かめいし・みちこ)
1974年生まれ。北海道・小樽出身。1997年に東京女子大を卒業後、札幌の情報通信企業に就職 。2000年に退職し、2005年に大阪市立大法科大学院へ入学。2009年、大阪弁護士会に登録。2016年に法律事務所「エクラうめだ」を開設。
Twitter:@MichikoKameishi
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昨日も、きょうも、これからも。ずっと付き合う「からだ」のことだから、みんなで悩みを分け合えたら、毎日がもっと楽しくなるかもしれない。
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10月11日の国際ガールズ・デー(International Day of the Girl Child)まで、こちらのページで特集を実施します。