タイ北東部、ナコーンラーチャシーマー県で11月25日、結婚式の最中に新郎が、新婦とその母親、妹を銃で殺害した。流れ弾は参列者2人にも当たり、うち1人が死亡した。新郎はその後自ら命を断ち、合わせて5人が亡くなった。
同年、容疑者は合法的に銃と弾薬を購入していた。タイでは、20歳以上は銃所持許可証を申請できる。申請にあたって犯罪歴などの身元調査はあるが、BBCは「タイでの銃所有は一般的」としている。
ところが近年、銃乱射事件が目立つようになっており、銃の規制について見直しを求める声が国内であがっている。
10月3日には、首都バンコクの大型ショッピングモールで少年(14)が銃を乱射し2人が死亡、5人が負傷した。少年は銃を購入できる年齢ではなかったが、ロイターによると空砲のみ発射できる銃を改造し、実弾を使えるようにしていたという。