オーストラリアの馬術選手が、障害馬術の競技に男性用ビキニ「マンキニ」を着用して出場し、同国の馬術連盟から数日間の出場停止を言い渡された。
シェーン・ローズ選手(50)は、五輪代表選手として、これまで3つのメダルを獲得している。
東京2020オリンピックでは、障害馬術の団体戦で銀メダルに輝いた。今夏のパリオリンピックに向けても、準備を進めている。
ローズ選手は2月11日、シドニー郊外のサザン・ハイランズで開催された馬術の仮装イベントに参加。そこで露出度の高いオレンジ色のマンキニを着用して、馬術競技に出た。
馬術は基本的にジャケットの着用が求められる、格式高い競技だ。公式戦ではなく、さらに仮装イベントだったとはいえ、ほぼ裸にも見える格好で馬に乗ったローズ選手の姿がソーシャルメディアに投稿され、連盟が眉をひそめた。
イベントには子どもたちが参加していたこともあり、苦情が寄せられたという。
ローズ選手はシドニー・モーニング・ヘラルド紙に「ちょっとしたジョークのつもりだった」と語る。
「僕はスポーツのため、さまざまな状況にある人々のために、多くのことをしています。特別悪いことをしたとは思っていませんが、自分の行いを考え直すべきでした。(中略)あと数日経って、笑い話になるといいのですが…」
サムネイル:Getty Images