マナーの悪い観客にテニス・ジョコビッチ選手「黙れ！」試合中に大声、太鼓を叩いて妨害…

男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手が、セルビア代表として国別対抗戦「デビスカップ」の準々決勝に登場した。試合後、大声を上げたり太鼓を叩いたりするなどマナーの悪さが目立った観客をインタビューで叱責した。

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」の準々決勝が11月23日、スペインのマラガで行われた。

世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手率いるセルビアとイギリスが対戦し、1試合目・2試合目ともにセルビアが勝利を収め、準決勝に進出した。

試合後のインタビューで、ジョコビッチ選手がマナーの悪い観客を叱責する場面があった。

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試合中も、ジョコビッチ選手は大声で叫ぶイギリスのサポーターが気になっていたようだ。対キャメロン・ノリー選手との第1セット後、騒いでいた観客の元へ近づきキスをし、あえて「ファンサービス」することで、彼らを落ち着けようとしていた。

試合後、ジョコビッチ選手がコートの上でインタビューに答え、観客にあいさつしようとすると、イギリスの一部サポーターが大音量で太鼓を叩き、ジョコビッチ選手の声をかき消した。

これはジョコビッチ選手も不快だったようで「選手へのリスペクトを学んでくれ。君、黙れ！ 静かにしろ」と語気を強くした。

その後、ジョコビッチ選手はインタビューを続けた。

「彼らが何をしようと勝手だが、私はそれに応じる。ただそれだけ」

「客席にいた人は見たと思うが、彼らは僕が話せないようにわざとドラムを叩いた。試合中もずっと僕を困らせようとしていた。だから、最後に少し言う必要があった」

Clive Brunskill / Getty Images for ITF

ロイターによるとジョコビッチ選手は今回、セルビア代表44勝目を挙げだ。ネナド・ジモニッチ選手を抜き、同国史上最多を記録している。

セルビアは準決勝でイタリアと対戦する。