ケチャップやマスタードで有名な米メーカー「ハインツ(クラフト・ハインツ)」が6日、新商品「Pickle Ketchup」を発表しました。
ピクルス味のケチャップ……?見た目はふつうの、真っ赤なトマトケチャップですね。
ピクルス×ケチャップは、ハンバーガーやホットドッグなど、まさに「アメリカン」なメニューには欠かせない、王道の組み合わせです。
そこに目をつけたハインツ、「どうせ一緒に食べるのなら、組み合わせればいいじゃないか!」とピクルスケチャップを生み出しました。
ハンバーガーを食べる時、いつものケチャップをピクルスケチャップに変えれば、ピクルスをわざわざ用意せずともピリッと酸っぱいあの風味を楽しめます。
ハインツの発表によると、ピクルスをなんらかの形で口にする時、73%のアメリカ人が「味そのもの」を楽しんでいると回答しました。
アメリカはいま空前の「ピクルスブーム」!
「ユニークかつ高品質で、ニュアンスのある味を求めるファンの要望を満たすため、ピクルスケチャップを開発した」とハインツ・イノベーション・ディレクターのケイティ・ピーターソン氏は述べています。
ピクルスは、日本でいうと紅生姜のようなポジション。牛丼を食べるとき、焼きそばを食べるとき「ほんとうは紅生姜がメインなんだよな〜」派の人、いませんか?
そんなコアなファンがいる食品だからこそ、ピクルスケチャップにはさまざまな反応が寄せられました。
英ハインツのインスタグラム投稿には「私のために作られたような商品」「これは試さなきゃ!」などのコメントが寄せられています。
一方でXには、「なんでシンプルにトマト(かケチャップ)とピクルスじゃだめなの?」という素朴な疑問や「ピクルスとケチャップ、別々でバーガーに挟むのがいいのに」という声も投稿されていました。
確かに、ピクルスの食感が失われるのは寂しいかも……。
レリッシュ(ピクルスを刻んだもの)も、ハインツの歴史ある定番商品です。
だからこそ「なんでわざわざピクルス味のケチャップを…?」と混乱する人もいたようですが、十分な話題作りにはなっているようです。
気になるお味は?
米ニュース番組TODAYの記者は「マクドナルドのピクルスとケチャップの味をビンに詰めたような、懐かしい味」だと説明しています。
「ピクルスの酸味とケチャップの甘さのバランスがうまくとれています。ピクルス派なら、これを調味料コレクションに加えたいところ」
ピクルスケチャップは、イギリスの一部小売店で展開されています。
これから来年初めにかけ、アメリカを含むさらに多くの市場で発売が始まりますが、日本での発売は未定です。